beacon

柏DF増嶋が劇弾、首位広島は6戦ぶり黒星で仙台に勝ち点で並ばれる

このエントリーをはてなブックマークに追加
[10.20 J1第29節 広島1-2柏 広島ビ]

 首位サンフレッチェ広島が試合終了間際の失点で柏レイソルに1-2で敗れ、6試合ぶりの黒星を喫した。この日、2位仙台が勝ったため勝ち点54で並ばれ、得失点差で首位を守った。柏は2連勝で4位に浮上。3位浦和に勝ち点3差まで詰め寄り、ACL出場権獲得へ一歩前進した。

 1-1で試合終了かと思われた後半ロスタイム、劇的な決勝点が生まれた。柏MFジョルジ・ワグネルの直接FKはGK西川周作がかろうじて弾き出すが、このプレーで与えたCK。ジョルジ・ワグネルのボールはニアサイドの混戦を抜け、ゴール正面のDF増嶋竜也が右足で合わせる。「難しい展開だったけど、最後まであきらめずにやった結果だと思う」。2試合の出場停止から先発に復帰した増嶋の劇弾で柏が首位撃破に成功した。

 前半ロスタイム、FW工藤壮人のラストパスからDFクォン・ハンジンのゴールで先制した柏だったが、広島も後半7分に追いつく。MF森崎和幸の縦パスをMF森崎浩司がスルー。そのままゴール前に走り込んだ森崎浩にFW佐藤寿人からラストパスが通り、森崎浩が右足で流し込んだ。

 1-1と試合は振り出しに戻り、その後は一進一退の攻防となったが、なかなか2点目が生まれない。広島は後半14分、佐藤のヒールパスからMF高萩洋次郎が狙うが、GKがセーブ。柏も同24分に田中のスルーパスからDF橋本和が抜け出したが、シュートはゴール上へ。互いにチャンスはつくるものの決め切れず、そのまま引き分けかと思われた試合終了間際に劇的な幕切れが待っていた。

 連勝で3位浦和との勝ち点差を「3」に詰め、ACL圏内となる3位浮上へ前進した柏。増嶋は「毎試合毎試合、最後まであきらめない気持ちでやれば結果は付いてくる。残り試合、全力であきらめずにやりたい」と誓っていた。

TOP