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3位・浦和、川崎F10番の3発に沈む…

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[11.7 J1第31節 川崎F4-2浦和 等々力]

 7日、J1第31節9試合が行われ、3位・浦和レッズはアウェーで行われた12位・川崎フロンターレ戦を2-4で敗戦。首位・広島との勝ち点差は残り3試合で9へと広がった。

 逆転優勝を目指す“赤い悪魔”が川崎Fの10番、FWレナトに沈められた。幸先は良かった。浦和は前半3分にMFマルシオ・リシャルデスの右足FKがゴールを捉えると、19分には負傷のDF永田充に代わって先発したDF山田暢久の縦パスから右サイドを突いたFW原口元気が左後方へ折り返す。これに走りこんだMF柏木陽介が左足でニアサイドを破って先制した。

 だが直後の22分、川崎F・レナトがゴール正面約30mの距離から放った左足FKが壁に当たってコースが変わり、そのままGK加藤順大の頭上を越えてゴールへ吸い込まれてしまう。不運な失点で追いつかれた浦和はさらに28分、右中間、ゴールまで約25mの位置でFW楠神順平にファウル。FKを与えると、レナトに再び左足FKを左隅へ決められてしまった。

 止まらない川崎Fとレナトはさらに34分、右サイドPAやや外でインターセプト。中央のMF中村憲剛が左前方のレナトへ絶妙なパスを送ると、DFのスライディングタックルを切り返しでかわしたレナトが左足シュートをゴール右隅へ流し込んだ。

 レナトに前半だけでハットトリックを達成され、1-3で前半を折り返した浦和は後半8分にマルシオ・リシャルデス、原口とつないで柏木が抜け出しかけるが、GK西部洋平がストップ。それでも浦和は13分にMF鈴木啓太のループパスにオーバーラップしたDF槙野智章が飛び込む。DFのこぼれ球が槙野の足元へ転がり、これを背番号20は右足ダイレクトでゴール左隅へ突き刺した。

 1点差に迫った浦和は一気に追撃ムードが高まったが、次に1点を奪ったのは川崎Fだった。27分、川崎Fはカウンターから小林が右足シュート。交代出場のMF山瀬功治がこぼれ球に反応すると、左足ダイレクトでゴールへ突き刺して4-2とした。浦和は直後に柏木が決定機を迎えるも3点目を奪うことができず。浦和は逆転Vが大きく遠のく一敗。一方、2点差を守って勝利した川崎Fのレナトは「素晴らしいサポーターの前で素晴らしいこのチームが最後まで一緒に戦えたことがいい結果につながったと思います」と自身の3得点と逆転勝利を喜んでいた。

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