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ラストプレーでドラマ、今季2勝目挙げた最下位岐阜が長崎に土つける

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[6.8 J2第18節 岐阜2-1長崎 長良川]

 FC岐阜V・ファーレン長崎を2-1で下し、4月14日の松本戦以来、今季2勝目を挙げた。1点の先行を許した岐阜だが、後半19分にMF染矢一樹のゴールで同点に追いつくと、終了間際にも染矢が起死回生の逆転弾を突き刺した。連勝が止まり、3試合ぶりの黒星を喫した長崎。3位はキープしたものの、最下位相手に痛い星を落とした。

 前半5分、右サイドから上がったクロスがファーサイドに流れるが、MF山田晃平がシュート気味のクロスで折り返す。これに古巣との初対戦となったMF佐藤洸一が頭で飛び込み、1点先取に成功した。

 一方の最下位に低迷する岐阜。3位に位置する長崎が相手とはいえ、先輩として“J2一年生”に簡単に白星をプレゼントするつもりはない。すると後半19分、右サイドからMF杉山新が上げたクロスが、GKとDFの間をスルスルと抜け、逆サイドに走り込んだ染矢まで渡る。これをダイレクト左足で押し込み、同点に追いついた。

 さらにラストプレーでドラマが起こる。直前のプレーでもMF服部年宏のシュートがバーを叩くなど、長崎ゴールに迫っていた岐阜は、後半ロスタイム4分、カウンターから中央を杉山がドリブルで駆け上がると、右サイドの染矢にラストパス。染矢が右足で豪快に逆転ゴールを蹴り込んだと同時に終了のホイッスルが鳴った。

「時間かかりましたが、ようやく勝つことが出来ました。最後までよくゴールに向かって走りきってくれた」と最後まであきらめないプレーを見せたイレブンを称えた行徳浩二監督。起死回生の逆転ゴールを含む2ゴールの染矢は「最高のパスが来たので決めるだけだった」と興奮気味に振り返ると、「まだ最下位で苦しい状況ですが、これからも諦めず戦っていきたい」と浮上を誓った。

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