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酒井宏の穴を埋めた酒井高、「自分の攻撃力を出せた」

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[7.29 ロンドン五輪D組 日本1-0モロッコ ニューカッスル]

 しっかりと穴を埋めた。DF酒井高徳は26日のスペイン戦(1-0)で左足首を捻挫したDF酒井宏樹に代わって右SBで今大会初先発。「久々の公式戦で、久々の緊張感もあって疲れたけど、無失点で終われたことは自分としてもチームとしても最終ラインとしてもよかった」と素直に喜んだ。

 前半35分、FW永井謙佑のパスから右サイドを抜け出し、マイナスのクロス。後半16分にもMF清武弘嗣とのコンビネーションから右サイドを駆け上がった。惜しくもクロスは味方に合わなかったが、攻守に奮闘。「相手の裏を取る部分では自分の攻撃力を出せたかなと思う。欲を言えばもっと行きたかった」と振り返った。

 関塚隆監督は「前半はちょっと硬かったけど、後半は彼本来の動きも出てきた」と評価。「ドイツでプレーしている力強さと経験を生かし、急に出た中でよくやってくれた。(SBには)徳永を含めて質の高い3人がいるのを心強く思っている」。酒井宏、徳永、そして酒井高。負傷というアクシデントも跳ね返す選手層の厚みも勝因だった。

(取材・文 西山紘平)

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