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日本vsブラジル 試合前日の選手コメント

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 日本代表は14日、ブラジリアのナシオナルスタジアムで公式練習を行い、15日のコンフェデレーションズ杯開幕戦となるブラジル戦に向け、最終調整した。

以下、練習後の選手コメント

●FW香川真司(マンチェスター・U)
―ブラジルとは去年の10月にも対戦しているが?
「ブラジルは最後のところが強かった。後ろの4枚が強いから、最後どう崩すかがキーポイントになる」
―ダニエウ・アウベスの裏は狙いどころ?
「試合の状況に応じてプレーしたい」
―長友とのコンビが大事になりそうだが?
「いつもどおりやるだけ。対策はないし、2人でうまくコンビネーションで崩していければ」
―前回は挑戦する感じだったが、今回は勝ちに行く?
「10月も勝ちに行った。でも、実力を見せつけられた。前半で点を取られたのが痛かったし、立ち上がりは集中して入りたい」

●FW岡崎慎司(シュツットガルト)
―去年のブラジル戦はケガでいなかったが、外から見てどう思った?
「いい形で攻撃はできていたけど、フィニッシュのところで課題があった。そこで自分の持ち味を出せれば。ギャップを突くのがポイント。ブラジルのいろんな試合を見たけど、CBとSBの間に危ないところがあった」
―自分が入ることでどんなプレーを見せたい?
「前への推進力、迫力、裏への飛び出し、プレッシング。大胆さもそうだし、他の選手にないところを自分には求められていると思う」
―ブラジルと対戦するのは初めて?
「初めてですね。Jリーグでも、ブラジル人はみんなうまかった。それの選ばれた集団。やってみたら分かることだと思うけど、明日は楽しみ。日本にも欧州でやっている選手がたくさんいる。どういう試合になるか想定できていると思うし、驚かないというのはある。個人的にもブンデスでもバイエルンと5、6回やっているし、意外にバイエルン相手にはやれている自信もある。それは生かせると思う」

●MF長谷部誠(ボルフスブルク)
「このような素晴らしい大会、そして素晴らしい相手と試合ができることをとてもうれしく思っている。この経験を重要なものにするためには、自分たちがいろいろなものにチャレンジして、プレーすることが大事。開催国ブラジルとの開幕戦ということで、非常に素晴らしい雰囲気で試合ができると思う。僕らはここに勝負に来た。勝ちに来ている。強い気持ちを持って試合に臨みたい」
―昨年の0-4から学んだことは?
「0-4という結果で終わったが、自分たちの中では手応えもあった。しかし、ブラジルは個々の選手の能力も高いし、少しでもスペースを与えると、そこを突いてくる。そこはアジアのチームと違うと明らかに感じた。そこで感じたブラジルの強さを今回しっかりチームとして修正して、抑えられるように、ミーティングからやっている。細かいことは話せないけど」

●MF遠藤保仁(G大阪)
―ブラジルには前回、0-4で敗れているが?
「大会が別モノなので。試合の入り方をしっかりして、我慢強く戦っていければ」
―当時と監督が代わったが?
「ポーランドでやったときの選手がほとんどだし、何となくイメージはできている。当時と同じような戦いをしてくると思う」

●DF内田篤人(シャルケ)
―ネイマールとマッチアップする可能性もあるが?
「重心の逆を取るのがうまい。あまり深く取りに行かずに、フェイントだろうと思って行くぐらいがいい。でも、そうするとスピードで行かれちゃうんだけどね。ブラジルとか強いチームは、一人だけじゃない。11人全員がゴールできるようなチームだから」
―アウェーでのブラジル戦になるが、プレッシャーはない?
「試合で言えば、明日の試合より、もっと重圧のかかった試合をしてきた。どっちが大事とかじゃないけど、しっかり準備すれば大丈夫」

●DF今野泰幸(G大阪)
―ブラジルとは去年も対戦しているが?
「隙を見せれば決められる。こっちに入って、練習でもみんなの寄せが早くなっている。ピリピリした雰囲気になっている」
―当時とは監督が代わったが?
「あのときよりSBが強烈になっている。でも、あの2人(ダニエウ・アウベスとマルセロ)は大好きなので楽しみ」
―ピッチ状態は?
「ちょっとデコボコしている。まっ平らではない。でも、今日の練習でもショートパスはつながっていたし、明日は試合前に水をまくと思う。ロングボール一辺倒にはなりたくない」
―7万人収容のスタジアムが満員になりそうだが?
「ワクワクしますね。僕のサッカー人生でも一番になるんじゃないですかね」
―ブラジルもホームになることでポーランドで対戦したときとは変わる?
「メンバーも違うし、ホームで負けられないだろうし、親善試合と公式戦が一番の違い。本当に真剣なブラジルとやれる」

●DF長友佑都(インテル)
―ブラジルとの再戦だが?
「あのときよりブラジルは本気を出してくると思う。自分たちがどこまでやれるか、どこまで成長しているか。楽しみでしょうがない。Jリーグで対戦したフッキだったり、世界のトップであるダニエウ・アウベスとやれるのは楽しみ」
―ダニエウ・アウベスが上がった背後を狙いたい?
「ダニエウ・アウベスはブラジルのストロングポイントであり、弱点でもある。そこは突いていきたいし、(香川)真司とも話していきたい。そこは負けたくない」

●DF吉田麻也(サウサンプトン)
「ブラジルとは一回やっているので守備でやることは分かっている。前回やったことはできるとは思うけど、それを差し引いてもレベルが高いチームなので、とにかくスペースと時間を与えないように、ラインの上げ下げと、なるべくコンパクトにラインをコントロールしないといけない」
―監督から言われていることは?
「ボールを持ったら仕事のできる選手が多いので、時間とスペースを与えないこと。極力、1対1の形に持ち込まれないようにすること」
―ビルドアップで意識することは?
「ボールを奪った瞬間、前線の選手がかなりプレスに来るので、そこで引っかかって2次攻撃、3次攻撃を食らわないように、飛ばして、前線にボールを付けられるようにしたい。細かいパスのところを狙ってくると思う」
―ブラジルの攻撃で注意するところは?
「2列目から飛び出してくるので、そこは集中していかないと。食いつきすぎると、3枚目から飛び出してくるので、うまくチャレンジ&カバーができるように。それを90分間、集中してやらないといけない」
―どうやって戦っていく?
「ボールを回せればいいけど、あれだけの選手がいるので、相手の時間が長くなると思う。完全なアウェーになると思うけど、ビビらずにやりたい。押し込まれる時間が続いても、しっかりと踏ん張れるように準備したい」
―ネイマールとオスカルがポジションチェンジすることが多いが?
「とにかくマークの受け渡しをしっかりとすること。2人ともギャップでボールを受けるのが得意なので、ボランチをうまく使いながらやりたい。逆に言うと、そのスペースでボールを受けられて、前を向かれるとすごく苦しくなる。気をつけないといけないことだらけです(笑)」

(取材・文 西山紘平、矢内由美子)

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