beacon

首位・山形が最下位・岐阜に逆転勝ち、10戦無敗で首位キープ

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.19 J2第15節 山形2-1岐阜 NDスタ]

 首位に立つモンテディオ山形はホームに最下位FC岐阜を迎え、2-1の逆転勝利を飾った。2試合ぶりの勝ち点3で、これで10戦負けなし(7勝3分)となり、がっちり首位をキープした。一方の岐阜は2連敗。今季15戦目で早くも10敗目となった。

 山形は前半12分、FW中島裕希のスルーパスに抜け出したMF宮沢克行が左足でシュートを狙うが、至近距離でGKがセーブ。立ち上がりの絶好機を逃すと、その後は岐阜が流れを引き寄せ、試合のペースを握っていく。すると前半39分、PA内でボールを受けたFW佐藤洸一がDF石井秀典のファウルを誘い、PKを獲得。これを佐藤が自らゴール左に決め、先制に成功した。

 前半のシュート数は岐阜の7本に対し、山形は1本。最下位チーム相手に苦しんだが、後半開始1分、MF秋葉勝が思い切りよくミドルシュートを狙うと、徐々に反撃を強めていった。そして後半11分、MF宮阪政樹の絶妙なスルーパスが通り、右サイドを抜け出した秋葉の折り返しにFW萬代宏樹が左足で合わせる。出場停止明けで2試合ぶりに先発復帰した萬代の4試合ぶり今季3点目で1-1と振り出しに戻した。

 これで流れは山形に移った。後半19分、岐阜の最終ラインにプレッシャーをかけた萬代がDF野垣内俊からボールをカット。こぼれ球を拾ったFW山崎雅人がドリブルで仕掛け、野垣内を抜いてPA内に入ったところで後方から野垣内に倒され、PKを獲得した。これを山崎がゴール右に決め、2-1。「バン(萬代)がいい守備をしてくれたので、勝負しようと思った」という山崎の3試合ぶり今季4点目が決勝点となり、逆転勝ちをおさめた。

 同点ゴールを含む2得点に絡んだ萬代は「勝ち続けることが大事なので、よかった」と安堵の表情。10戦負けなしで首位を守ったことには「優勝するためには、それを最終節まで続けないと。引き分けよりも勝ち続けることを最後まで続けていきたい」と意気込み、決勝点の山崎は「最低限の勝ち点3。次につなげて、次も勝ち点3を取りたい」と誓っていた。

TOP