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広島が5発快勝!!鳥栖は08年以来の5失点も、決勝T進出への望みは残す

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[6.9 ナビスコ杯第6節 広島5-1鳥栖 広島ビ]

 すでに敗退の決まっているサンフレッチェ広島はホームでサガン鳥栖と対戦した。前半ロスタイムにMF森崎浩司の直接FKで先制に成功した広島は、後半に入ると9分のFW佐藤寿人のPKを皮切りに攻撃陣が大爆発。後半だけで4得点を奪い、5-1で大勝した。対する鳥栖は決勝トーナメント進出への可能性を広げるため、何としても勝ち点を積み上げたい一戦となったが、今季ワーストの5失点を喫するなど、自慢の守備が崩壊した。

 広島は後半18分にMF水沼宏太にゴールを許し、1点差に迫られる。だが迎えた後半33分、FW石原直樹が不穏な空気を断ち切った。「ゲームの流れを考えながら準備していた」と試合後振り返ったとおり、後半30分に佐藤寿人と交代でピッチに立ったFWはカウンターの流れから迷わず左足を振り抜き、見事なゴールを突き刺した。さらに同36分にもこの日2点目を突き刺して、完全にゲームの流れを引き戻してみせた。

 尚も攻める広島は完全に集中力の切れた鳥栖DFに襲い掛かり、後半45分に森崎浩がこの日2点目を突き刺して、ゴールラッシュを締めくくった。試合後、森崎浩は「(予選敗退は決まっているが)プロとしてしっかりとした試合をしないといけないと思った」と胸を張った。

 一方の鳥栖は終盤完全に集中力が切れてしまった。今季ワーストはもちろん、08年10月25日に行われたJ2第41節広島戦(1-5)、場所も同じく広島ビッグアーチでの一戦以来の5失点を喫してしまった。ただ、決勝トーナメント進出への望みは残している。27日の最終戦は決勝T進出をかけて、勝ち点9で並ぶC大阪とキンチョウスタジアムで直接対決となっている。


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