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[AFC U-19選手権]U-19代表、0-0ドローでグループ2位死守!世界切符懸けた準々決勝でイラクと対戦!!

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[11.7 AFC U-19選手権 日本0-0UAE UAE]

 13年U-20W杯出場を狙うU-19日本代表は7日(日本時間8日)、AFC U-19選手権UAE2012グループリーグ最終戦で開催国のUAEと対戦。0-0で引き分けた日本は1勝1分1敗でグループA2位に入り、決勝トーナメント進出を決めた。日本は11日(日本時間12日)に行われる準々決勝でグループB1位のイラクに勝てば、3大会ぶりのU-20W杯出場が決まる。

 自力での決勝トーナメント進出のためには勝つしかない大一番。日本は1-0で勝ったクウェート戦と同じ先発メンバーでUAEと戦った。GKは櫛引政敏(清水)で4バックは右からDF川口尚紀(新潟ユース)、岩波拓也(神戸)、遠藤航湘南)、山中亮輔(柏)。中盤はMF熊谷アンドリュー(横浜FM)と松本昌也(JFAアカデミー福島)のダブルボランチで右MFが小野瀬康介(横浜FC)、左が大島僚太(川崎F)。MF登録の矢島慎也(浦和)が前線でFW久保裕也(京都)とコンビを組む形を取った。

 球際が厳しく、縦への速い攻撃を繰り出してくるUAEに対して、日本も過去2試合に比べてロングボールでの攻撃が多くなった。UAEは前半7分、左中間でFKを獲得すると、CBアリが右足を振りぬく。櫛引の好反応でこれを防いだ日本は久保が前線で起点となり、鋭い反転などから前進しようとするが、なかなかゴールへ迫ることができない。

 それでも14分には右サイドPAやや外側の位置で得たFKから岩波が右足シュート。そして20分には前半最大のチャンスを迎える。右サイドから矢島、小野瀬とつないで、中央の松本が左へボールを流すと、大島がフリーで走り込む。背番号10は対応したDFよりも一瞬早く右足ループシュートを放ったが、ボールはゴール左へと外れた。日本は28分にも大島を起点に、松本が左サイドへはたくと、縦に仕掛けた久保の折り返しから松本が右足シュートを放ったが、ゴールを捉えることができない。

 UAEゴールに決定打を撃ちこむことができないまま、0-0で前半終了。後半2分には左サイドからのショートカウンターで大島からのパスを受けた久保が、DF間のギャップに入り込んだ矢島へラストパスを通す。決定的な形だったが、中央から矢島が放った左足シュートは、ゴールわずか左へ外れて先制することができない。

 8分、山中の右CKを岩波が頭で合わせるもシュートはゴール右へ。逆に少ない人数での攻撃でもビッグチャンスをつくり出してくる相手にヒヤリとさせられる場面もあった。11分には右クロスをFWサイードに合わされるも櫛引がキャッチ。逆転での決勝トーナメント進出のために勝つしかないUAEは、前線に2人を残して1点を狙いに来る。それでも大島や松本の献身的な動きが光る日本は、遠藤、櫛引を中心とした守りで得点を許さない。

 均衡した試合で日本も決定機をつくる。22分、熊谷と大島のコンビで相手のプレッシャーを打開すると、左サイドの山中が前方のスペースへボールを落とす。DFのタックルを外した大島が中央へ折り返すが、久保の左足シュートはゴール左へ。日本は24分にも大島のスルーパスを左サイドで受けた久保が中央へ切れ込んでから右足シュートを放つが、GKの好守に阻まれた。

 日本は34分、小野瀬に代えてMF田鍋陵太(名古屋)を投入。40分には足を攣らせた久保に代えてFW榊翔太(札幌)をピッチへ送り出した。44分には左サイドを破られたが、シュートコースに複数の選手が入るなど必死のディフェンスで切り抜ける。直後、松本に代えてMF野津田岳人(広島ユース)を投入した日本は45分、大島の左クロスに田鍋が決定的な形で合わせたが、GK正面。決定力を欠いた日本は最後まで1点を奪うことができずに0-0で引き分けた。

 だが同時刻に開催された首位・イラン対4位・クウェート戦をイランが6-0で制したために日本はグループ2位キープ。日本はイランとの初戦で黒星スタートを喫するなど苦しみながらも決勝トーナメント進出を決め、3大会ぶりのU-20W杯出場へ王手を懸けた。


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