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アジア制覇への最終決戦…浦和はアウェーゴール優位もFW興梠慎三「0-0で良いという気持ちは捨てたほうがいい」

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マチェイ・スコルジャ監督とFW興梠慎三

 浦和レッズは6日、埼玉スタジアム2002で行われるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝でアルヒラルと対戦する。2017年大会以来5年ぶり3度目のアジア王座をかけた大一番。浦和にとっては0-0の引き分けでも優勝となるが、5日の前日会見に出席したFW興梠慎三は「僕たちは勝ちに行きたい」と意気込みを語った。

 4月29日に敵地で行われた第1戦は1-1のドロー。浦和は興梠の同点弾で貴重なアウェーゴールを奪い、ホーム凱旋を果たした。第2戦は満員の浦和サポーターがスタジアムを埋め尽くすことが決まっている中、「0-0の引き分け」もしくは「勝利」で優勝が決まるという有利な条件。17年の優勝時も同じ条件で第2戦を1-0で制しており、良いイメージを持って臨める一戦となる。

 もっとも興梠は引き分け狙いの可能性を否定した。自身の同点ゴールの価値については「アウェーの地で0-1で負けて帰るのと、1-1でドローで帰るのとは個人的には違うと思っている。第2戦では多少のアドバンテージはある。ゼロで抑えれば優勝できる」と前向きに述べた一方、「0-0で終えようと誰一人思っていない」と断言。「そう簡単に勝てる相手ではないと思うが、僕たちは勝ちに行きたい」と力強く語った。

 マチェイ・スコルジャ監督も「われわれの狙いは勝つことだ」とし、「1戦目の結果は考えないほうがいい」と強調。続けて興梠は「監督も言ったように、0-0で良いんだという気持ちは捨てたほうがいい。僕たちはホームでできるし、6万人近くのサポーターが来てくれる。大勢のサポーターの前で0-0で良いんだという気持ちは捨てないといけない。守備はゼロで抑えて、そして得点して勝てればと思っている」と強気に話した。

(取材・文 竹内達也)
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