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悩み抜いた末の決断…長崎DF亀川諒史「もう一度、あの人と上を目指したい」

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V・ファーレン長崎DF亀川諒史(写真は4月3日のもの)

[6.2 J2第16節 千葉1-4V・ファーレン長崎 フクアリ]

 今までで一番悩んだのかもしれない。だが、DF亀川諒史は柏からV・ファーレン長崎への移籍を決断した。背中を押したのは手倉森誠監督の存在だった。

 開幕から先発出場を続ける亀川は、千葉戦でもスターティングメンバ―に名を連ねた。スタート時は4バックの右に入り、千葉の攻撃のキーマンとなるMF船山貴之やMF為田大貴をタイトにマーク。そして、後半20分にDFチェ・キュベックが投入されてシステムが3-4-2-1に変更され、右アウトサイドの位置に移ると攻撃面で大仕事をやってのけた。

 後半30分、高い位置でのボール奪取を成功させたFW呉屋大翔がMF大竹洋平につなぐと、「ボールを奪って洋平くんに渡ったとき、相手を振り切ればスペースがあると思ったので思い切って出ていった」と右サイドを猛然と駆け上がっていく。そして、大竹からパスを呼び込むと、右足を強振。「打った瞬間に軌道が見えて、入ったと思った」というボールは豪快にネットを揺らし、自身今季初ゴールを記録した。

 昨季は柏で22試合に出場したものの、チームはJ2に降格。新シーズン、柏には、福岡時代に教えを受けた井原正巳氏が「ヘッドコーチで戻ると聞いていた」ようで、柏でプレーを続けることも当然考えたが、手倉森監督から熱い誘いを受けたことで気持ちが揺らいだという。

 リオデジャネイロ五輪代表を率いていた手倉森監督は、当時から亀川を重宝し、本大会メンバーにも選出した。亀川自身が「五輪はテグさんじゃなかったら、どうなったか分からない部分もある」と振り返るほど、指揮官からの信頼を感じていた。そして、「4枚でやるとなったときに、お前が最初に頭に浮かんだ」「A代表まで一緒に行こう」と熱い言葉に背中を押され、長崎への移籍を決断する。

「相当悩んだし、今までで一番考えたと思う。いろいろな思いが交差した中での決断だった。でも、テグさんに熱く誘ってもらったことで、もう一度、あの人と上を目指したいと思ったのが率直な気持ちだった」

 だからこそ、手倉森監督の期待に応えなければいけないという思いを強く持っている。「テグさんと一緒にやれば成長できるという確信があった。信頼を感じているので、それを裏切らないようにやっていかないといけないし、今年1年は結果にこだわらないといけない」。ともに世界の頂を目指した2人が、今度は1年でのJ1復帰を目指す。

(取材・文 折戸岳彦)
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