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J、年代別代表からも評価される青森山田の10番MF武田英寿主将、難しい状況でも特長発揮

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青森山田高のMF武田英寿主将はインターハイで日本一を狙う

[6.3 インターハイ青森県予選決勝 青森山田高 2-0 八戸学院野辺地西高 ダイハツスタジアム]

 高校ナンバー1レフティーにとっては、決して納得の行く内容ではなかった。それでも、ボールが止まりやすい芝目の中でハイレベルな技術を発揮。持ち味のファーストタッチの質の高さを表現し、ゴールにも絡んだ。

 青森山田高のMF武田英寿主将(3年)は「自分としてはミスが少なかったと思います。ピッチとボールのコンディションがあまり良くないということを言われていて、足下で止まっちゃうんでアップとか結構難しかったんですけれども。その中では自分としてはファーストタッチで相手を外すことだったり、良いところに置くことはできていた」と頷く。

 序盤はボールに多く絡み、相手のギャップへ潜り込んでいく動きや正確な配球。立ち上がりの2点をもたらした。ただし、八戸学院野辺地西高がDFラインを高くしてスペースを消すと、その後は良い形でボールが入らなくなってしまう。ボールを受けた際にはDF1人を外して前進していた武田だが、その回数もわずか。本人は相手の背後へ抜け出す動きやもっと味方に要求する部分が足りなかったことを反省していた。

 黒田剛監督は「バチバチ来られているなかでやりにくかったと思う」とかばったが、それでも「全然」と厳しい評価だった。後半18分に武田はスルーパスから得意の左足でゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定。この日は武田の獲得を目指している浦和の強化担当者2人が会場に訪れていたため、「点獲りたかったですね」と語った武田だが、目の前でゴールを決めることはできなかった。

 昨年、武田は2年生で選手権日本一を経験。視野が広く、小さなスペースを見つけてボールを受ける技術と精度、アイディアあるパスなどで存在感を放ったレフティーは今年、日本高校選抜、U-18日本代表に相次いで選出された。

 U-18日本代表の冨樫剛一コーチは彼がシンプルにプレーしている際には「本当にこちらが考えている通りにボールを動かしてくれる」と状況判断の部分や技術力を高く評価していた。本人は将来的に世界で活躍したいという野望を持っているだけに、青森山田で好プレーを続け、代表チームの信頼を獲得して国際経験を重ねていきたいところ。今年は、名門の10番を背負い、プレミアリーグEASTの首位などに貢献しているが、目標に掲げる3冠へ結果を残し続けて個人の評価も絶対的なものにする。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2019

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