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オマーン戦でも4-3-3継続へ…森保監督「可変しながら戦っていけるよう考えてほしい」

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日本代表森保一監督

 日本代表森保一監督が15日、カタールW杯アジア最終予選オマーン戦(16日・マスカット)の前日会見を行った。9月の最終予選初戦で黒星を喫した相手とのリベンジマッチ。「同じ相手に負けられない。次の戦いはアウェーで厳しい戦いになると思うが、勝ち点3を掴み取れるよう最善の準備をして全力を尽くしたい」と意気込みを語った。

 日本は9月2日にパナソニックスタジアム吹田で行われた最終予選初戦で、オマーンに0-1の敗戦を喫し、2大会連続の黒星スタートを切った。あれから5試合で3勝2敗。依然としてワールドカップ出場圏外の3位に沈んでいる中、今度はアウェーでオマーンとの再戦を迎える形となった。

 オマーンについて印象を語った森保監督は「確固たるベースを持っている。攻守のコンセプトが非常にはっきりしているチームだなと思う」とした上で「対戦相手を徹底的に分析して対策を講じてくるところが試合内容にも表れている」と指摘。「明日の試合もかなり分析されて難しい戦いになると思うが、分析された上でも選択肢を多く持って戦えるようにしていかないといけない」と警戒した。

 10月シリーズのオーストラリア戦以降、森保監督は2試合で4-3-3のシステムを採用。「これまで2試合を4-3-3で戦ってきているが、その流れをベースに戦っていきたい」とオマーン戦でも継続する姿勢を示したが、選手たちには臨機応変な対応を求めている。

「4-3-3、4-4-2、4-2-3-1とある中で、試合が動いていない時の立ち位置はその形かもしれないが、4-3-3にも4-2-3-1にも3-5-2にも3-4-3にもなり……というところは試合の流れの中で、選手たちには臨機応変に対峙していけるよう、可変しながら戦っていけるよう十分に考えてほしい」。

 そうした中、起用法で注目されるのは2点。一つ目は出場停止のため一足先にチームを離脱したMF守田英正(サンタクララ)の代役だ。

 11日のベトナム戦で途中出場したMF柴崎岳(レガネス)、MF原口元気(ウニオン・ベルリン)が有力候補。指揮官は「全ての選手がいいコンディションでトレーニングできている。ポジションにハマる選手、生きる選手であればチームとして機能すると思う」と選手名を明言しなかったが、「その選手の特徴もある。試合全体をモノにするときに先発で使ったほうがいいのか、途中から流れを見て使ったほうがいいのか。試合を決める、試合を締める、試合をコントロールすることを考えていきたい」と狙いを語った。

 またもう一つはリーグ戦の負傷でベンチを外れていたDF酒井宏樹(浦和)の状態だ。ベトナム戦ではDF山根視来(川崎F)が先発したが、酒井はすでに全体トレーニングに合流している様子。森保監督は「選択肢に入っている。ゲームはできるところまで回復している」と述べつつ、「昨日すでにゲーム形式のトレーニングにも入っているので、今日のトレーニングを見極めた上で試合のメンバー入りをするかどうかを考えたい」と起用を前向きに語った。

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