beacon

「勝てたことが一番」遠藤康が右足で後半AT決勝弾!! 仙台、水戸とのシーソーゲーム制して今季初白星

このエントリーをはてなブックマークに追加
[2.27 J2リーグ第2節 水戸 2-3 仙台 Ksスタ]

 J2リーグは27日、第2節を開催し、ケーズデンキスタジアム水戸では水戸ホーリーホックベガルタ仙台が対戦。前半16分に水戸が先制するが、同34分と後半29分に仙台がネットを揺らして逆転に成功する。同32分に水戸が追い付いたものの、同アディショナルタイムにMF遠藤康が決勝点を奪い、仙台が3-2の勝利を収めた。

 開幕戦は、対戦相手の大分に新型コロナウイルス感染者が続出した影響で中止となった水戸は、この試合が今季初戦に。一方、アウェーの仙台は20日の第1節新潟戦(△0-0)から先発3人を入れ替え、FW富樫敬真、MF氣田亮真、MF富田晋伍らがスターティングメンバーに名を連ねた。

 試合開始早々の前半1分にFW木下康介がファーストシュートを放った水戸は、同11分に再び木下、同12分にはFW安藤瑞季が狙うなど、立ち上がりから積極的にゴールを狙っていく。すると、同16分に水戸が先制に成功。MF曽根田穣のパスをPA内で受けた木下が右足で放ったシュートは、相手選手に触れてコースが変わってネットを揺らし、スコアを1-0とした。

 しかし、前半32分、MF吉野恭平が放ったシュートがPA内の水戸の選手のハンドを誘い、仙台がPKを獲得。昨季まで水戸に在籍していたFW中山仁斗が、このPKをきっちり沈めて試合を振り出しに戻した。

 1-1のまま後半を迎えると、同11分に水戸ベンチが動き、FW村田航一とMF高井和馬を同時投入。さらに同21分にもFW唐山翔自とFW梅田魁人の2枚をピッチへと送り込む。仙台ベンチも同16分にFWフェリペ・カルドーゾ、同24分にFW皆川佑介とDF真瀬拓海を投入し、状況を打開しようと試みる。

 すると、後半29分、左サイドから中央に切れ込んだ吉野が弾道の低い右足のシュートをねじ込んで仙台が勝ち越しに成功。しかし、わずか3分後の同32分、PA内でボールを受けた高井がスルスルとゴール前までドリブルで持ち込み、左足の強烈なシュートを突き刺し、水戸が試合を振り出しに戻した。

 両チームともに勝ち越しゴールを狙う中、後半アディショナルタイムに劇的なゴールが生まれる。左サイドから送られたクロスをPA内の真瀬がヘッドで折り返すと、ゴール前で受けた遠藤が右足のシュートでネットを揺らし、仙台が3-2の劇的勝利を収めて今季初白星を獲得した。

 今季、鹿島から加入し、決勝点を記録した遠藤は、試合後のDAZNのインタビューで「まずチームが勝てたことが一番良いこと」と語り、ゴールシーンについては「ボールが相手と被ってよく見えなかったので、慌てないで止めて蹴ることだけを意識した」と振り返った。今季初勝利に「アウェーで勝てたことは嬉しかった」と喜びを表しつつ、「でも、もっと良い試合をしてホームで勝てるように切り替えてやっていきたい」と次戦以降を見据えた。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2022シーズンJリーグ特集ページ
●DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP