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10番のキャプテン・平戸太貴が決勝PK!町田は開幕戦勝利の岩手にウノゼロで今季初白星!

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平戸太貴(左から2人目)の決勝PKでFC町田ゼルビアが今季初勝利!

[2.27 J2第2節 町田 1-0 岩手 Gスタ]

 27日、J2リーグ第2節が開催された。ホームで今季初勝利を目指すFC町田ゼルビアと、開幕戦で見事にJ2初勝利を挙げたいわてグルージャ盛岡は町田GIONスタジアムで激突。前半45+1分に平戸太貴のPKで先制した町田が、そのまま1点のリードを保って1-0で勝利。シーズン2試合目にして今季初白星を手にしている。

 町田は開幕戦からスタメン2人を変更。今シーズンから加入した山口一真ドゥドゥ、期待のアタッカーコンビがスタートから登場。対する岩手のフィールドプレーヤーは開幕戦とまったく同じ10人が顔を揃える中、GKの松山健太がJリーグデビュー戦のピッチに解き放たれた。[スタメン&布陣はコチラ]

 ホームチームのファーストシュートは前半13分。中央左寄り、ゴールまで約30メートルの位置から山口が得意の無回転FKを打ち込むも、軌道は枠の上へ。17分にも平戸のスルーパスから、右サイドを抜け出したドゥドゥがグラウンダーのクロス。山口が逆から入ってきたが、ここは岩手の右WB宮市剛が間一髪でクリアする。
  
 町田は右の平戸、左の山口と両サイドハーフをポイントに攻勢を続ける。23分にはルーズボールを巧みに回収した佐野海舟が右から折り返すと、ドゥドゥのシュートは松山がキャッチ。25分も長谷川のスルーパスからカウンター発動。独走したドゥドゥのラストパスを受け、山口が放ったシュートも松山がキャッチ。29分には平戸がゾーンを敷く岩手守備陣を見て、右CKを大外へ。待っていた翁長聖のシュートは、岩手3バックの中央に入る甲斐健太郎が懸命にブロック。フィニッシュは多く作るものの、先制点は奪えない。

 20分から35分までの15分間に5本のシュートを集められた岩手は、ディフェンスラインに並んだキャプテンの牟田雄祐、甲斐、戸根一誓の3枚を中心に、5-4-1で築くブロックには安定感が。左右に動かされる中でもスライドも速く、エリア内では身体を投げ出すシーンも多く、統一感のある守備を続けていく。

 だが、前半アディショナルタイムに町田へ絶好の先制機。45分、高橋祥平のフィードをドゥドゥが落とし、長谷川のパスを引き出した平戸が右から切れ込みながらシュートを打つと、ブロックした甲斐がハンドを取られ、PKが与えられる。キッカーの平戸は中央へ豪快に成功。前半終了間際にホームチームが1点のリードを奪い、前半は終了した。

 ハーフタイムに岩手が動く。秋田豊監督は和田昌士、立教大から新加入のルーキー桐蒼太と2枚のアタッカーを投入。桐は町田のジュニアユース出身であり、Jリーグデビュー戦がいきなりの古巣対決となった。

 後半も先に決定機を掴んだのは町田。6分。高江麗央が左へサイドを変え、山口がエリア内からシュートを打ち込むも、松山がファインセーブで応酬。18分にも深津康太の縦パスにドゥドゥが反応し、平戸の右カットインシュートは枠の左へ。23分にも山口が枠内シュートを狙うも、松山がファインセーブ。Jリーグデビューを果たした守護神が2失点目を許さない。

 岩手も24分に流れの中からフィニッシュまで。中間ポジションでボールをもらった桐が左へ展開。中村太亮が中央に付けたボールを、途中出場の中村充孝が左足でシュートも、軌道は枠の上へ。37分には左サイドで得たFKを中村太亮が蹴り入れ、こぼれをボレーで叩くもバーの上へ。スコアは変わらない。

 43分には途中出場の太田修介が右クロスを上げ切り、ルーキーの平河悠が合わせたボレーも追加点とはならず。平戸のPKが決勝点となり、町田がウノゼロ勝利をホームで声援を送り続けたサポーターに届ける結果となった。

(取材・文 土屋雅史)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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