beacon

凱旋帰国の森保Jがベトナム戦へ再始動!! さらにアピール狙う“サブ組”三笘らが6対6ミニゲームで熱戦

このエントリーをはてなブックマークに追加

 カタールW杯出場権を獲得した日本代表が26日、千葉県内でトレーニングを行い、W杯最終予選最終節ベトナム戦(29日・埼玉)に向けて再始動した。コンディション調整でチームを離脱した2選手を除いた24選手が参加。24日のオーストラリア戦(○2-1)の控え選手は6対6のミニゲームなど負荷を上げたメニューも行い、約1時間半にわたる調整となった。

 森保ジャパンは24日、敵地シドニーで行われたオーストラリア戦に2-0で勝利し、7大会連続のW杯出場権を獲得。一夜明けた25日朝にチャーター機でシドニーを出発し、同日夕に帰国した。オーストラリア戦でフル出場したMF遠藤航(シュツットガルト)、DF板倉滉(シャルケ)の2選手はコンディション調整のためチームを離脱。ベトナム戦には24選手で臨むことになった。

 日本でのトレーニング初日となったこの日、24選手全員がスパイク姿でピッチに登場し、普段よりもやや長い時間の円陣で士気を高めて練習をスタート。ランニング、ラダー&ハードルトレーニング、ボール回しでウォーミングアップを行った後、オーストラリア戦で先発したDF長友佑都(FC東京)、DF吉田麻也(サンプドリア)、DF山根視来(川崎F)、MF田中碧(デュッセルドルフ)、MF守田英正(サンタクララ)、MF南野拓実(リバプール)、MF伊東純也(ゲンク)、FW浅野拓磨(ボーフム)はリカバリーメニューに入った。

 オーストラリア戦で先発したGK権田修一(清水)と、先発しなかった13選手はミニコートで6対6のポゼッション練習を実施。タッチ制限も加えたGKは2人がピッチ両端での配球役、2人がフリーマンを務めた。チーム分けは以下の編成だった。

【ビブスあり】
佐々木翔柴崎岳植田直通旗手怜央林大地久保建英
【ビブスなし】
原口元気谷口彰悟中谷進之介中山雄太上田綺世三笘薫

 続いては3人一組でシュートの形をつくるトレーニング。選手たちはポストプレー役の横内昭展コーチに配給した後、素早くゴールに結びつけていた。またこのメニューはさらに発展し、3対2のシュート練習へ。ポストプレー役には上田と林が入りつつ、数的優位の状態で素早くシュートにつなげる意識が問われた。

 最後はハーフコートでの6対6のミニゲーム。両チームともに2-3-1のような布陣を取り、徐々にタッチ制限をつけながら互いにゴールへと迫った。GKはオーストラリア戦で出番のなかった川島永嗣シュミット・ダニエル谷晃生が交代で務めていた。チーム分けは以下のとおりだった。

【ビブスあり】
    上田
三笘  中山  原口
  谷口  中谷
    GK

【ビブスあり】
    林
旗手  柴崎  久保
 佐々木  植田
    GK

 トレーニングの終了後には原口、上田、林、久保が居残りでシュート練習を実施。左サイドでサポートした中山がクロスを上げ、シュートにつなげる場面もあった。また谷口、植田、中谷のセンターバック3選手は齊藤俊秀コーチとともにヘディングの個人練習を行っていた。

 日本はすでにカタールW杯出場権を手にしており、ベトナム戦は最終予選の消化試合。そのため森保一監督は大幅なメンバー変更を行うことも想定されており、サブ組の選手がトレーニングからアピールできるかが一つの争点となりそうだ。

(取材・文 竹内達也)
●カタールW杯アジア最終予選特集
●カタールW杯各大会予選一覧
●2022W杯カタール大会特集ページ

TOP