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守田英正がアンカーにも意欲、遠藤航離脱で「自分もやれるよっていうのを見せるチャンス」

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オンラインで取材に応じたMF守田英正

 7大会連続のW杯出場を決めてオーストラリアから前日25日に帰国した日本代表のMF守田英正(サンタクララ)がオンラインで取材に応じ、「W杯出場は決まったけど、ここからがサバイバルというか、スタートだと思うので、自分も競争に負けないように頑張りたい」と改めて決意を述べた。

 4-3-3のインサイドハーフとして定着した守田だが、「僕自身、一番慣れているポジションはアンカー」と話すように、当初は試行錯誤の連続だった。「自分がアンカーをやっていたときに(インサイドハーフの選手に)ここに立っていてほしいなというのを考えてポジショニングを選んでいた」というが、試合を重ねるにつれて変化も出てきた。

「探り探りの部分は今でもあるけど、アンカー目線からの逆算ではなく、インサイドハーフとしての思考でポジショニングを取れるようになってきたとは思う」。24日のオーストラリア戦ではゴール前に進入し、先制点に絡むプレーも見せた。「2列目から飛び出して背後を取ったりというのは新たな一面としてできるようになってきている」と自身の成長も感じている。

 日本代表のアンカーを務めるMF遠藤航がコンディション調整のためチームを離脱。インサイドハーフとして新境地を開拓している守田だが、29日のベトナム戦(埼玉)ではアンカーで起用される可能性もある。

「自分も(アンカーを)やれるよっていうのを見せられるチャンスかなと感じている。(遠藤)航くんは精神的支柱だし、チームを引っ張る力があるので、どうしてもそこに頼ってしまう部分は少なからずある。いなくなってしまった分、言い方は悪いけど、チャンスだと思うし、自分の普段見れない一面を見せるチャンスかなと思っている」

 所属クラブではインサイドハーフとしてプレーすることが多い遠藤について「奪いに行く力だったり、前への推進力を考えれば、むしろそっち(インサイドハーフ)の方が守備の特徴は生きるんじゃないかと思う」と指摘した守田。「自分は人にも強く行けるけど、カバーの方を得意としているので、よりアンカーの方が強みは出るんじゃないかと思う。お互いの強みはどっちで出てもお互いに補完できると思う」と、代表として新たなオプションとなることに意欲を見せた。

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