beacon

90分から2点差同点!最後はベンゼマ決勝弾! またも奇跡起こしたR・マドリー、延長戦でマンC破って4季ぶりCL決勝へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

FWカリム・ベンゼマが延長戦に決勝ゴール

[5.4 欧州CL準決勝 R・マドリー 3-1 マンチェスター・C]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は4日、準決勝第2戦を行い、レアル・マドリー(スペイン)が2017-18シーズン以来4季ぶりの決勝進出を決めた。後半45分までマンチェスター・シティ(イングランド)に2戦合計スコア3-5で離されていたが、FWロドリゴ・ゴエスが2分間で2ゴールを奪って延長戦へ。最後はFWカリム・ベンゼマのPKで勝ち越し、合計スコア6-5で上回った。パリで行われる5月28日の決勝戦は4シーズン前と同じくリバプール(イングランド)と対戦する。

 マンチェスター・Cの本拠地エティハド・スタジアムで行われた第1戦はマンチェスター・Cが4-3で勝利。3度にわたって2点のリードを奪ったが、そのたびにR・マドリーが1点差に詰め寄る展開だった。第2戦はR・マドリーの本拠地サンティアゴ・ベルナベウで開催。アウェーゴールのレギュレーションは廃止されているため、R・マドリーの1点リードで延長戦という状況で試合に入った。

 ホームのR・マドリーは4-3-3の布陣。GKはティボー・クルトワで、4バックは左からDFフェルラン・メンディ、DFナチョ・フェルナンデス、DFエデル・ミリトン、DFダニエル・カルバハル。3センターはMFカゼミーロ、MFルカ・モドリッチ、MFトニ・クロース。。ウイングは左にFWビニシウス・ジュニオール、右にMFフェデリコ・バルベルデが入り、1トップはFWカリム・ベンゼマが務めた。第1戦からは2人が入れ替わり、DFダビド・アラバとFWロドリゴ・ゴエスに代わってナチョとカゼミーロが入った。

 対しるマンチェスター・Cも4-3-3のシステム。GKエデルソン・モラエスがゴールを守り、4バックは左からDFジョアン・カンセロ、DFエメリク・ラポルト、DFルベン・ディアス、DFカイル・ウォーカー。3センターはMFロドリ、MFケビン・デ・ブライネ、MFベルナルド・シウバが組み、3トップにはFWフィル・フォーデン、FWリヤド・マフレズ、FWガブリエル・ジェズスが並んだ。第1戦からは両サイドバックの2人が入れ替わり、DFオレクサンドル・ジンチェンコとDFジョン・ストーンズに代わってカンセロとウォーカーが起用された。

 立ち上がりはR・マドリーが優勢を保った。まずは前半4分、ビニシウスのサイドチェンジが右のカルバハルに通ると、アーリークロスにベンゼマが反応。惜しくも枠を外れたが、さっそくエースに得点機が生まれた。その後はビニシウスを先鋒とするカウンターがウォーカーに阻まれる場面が頻発するも、同18分に再び決定機。クロースのフィードをバルベルデ、ベンゼマが次々に競り合い、こぼれ球からビニシウスがボレーシュートを狙う。だが、これも惜しくも枠外に飛んだ。

 対するマンチェスター・Cは前半20分に最初のビッグチャンス。左に開いたフォーデンのパスを受けたデ・ブライネが浮き球のスルーパスを送ると、B・シウバがフリーで抜け出し、ボレーシュートを放つ。しかし、これはクルトワがスーパーセーブ。守護神の働きでビハインドをなんとか1点にとどめた。

 R・マドリーは前半25分、ビニシウスが左サイドからカットインを仕掛け、ロドリのファウルを誘ってFKを獲得。キッカーはクロース。やや縦回転気味のキックを繰り出したが、壁に入っていたマフレズをかすめて枠を外れる。マンチェスター・Cは同40分、前線に入った浮き球をジェズスが落とすと、フォーデンが果敢に右足ボレーシュート。これもクルトワに阻まれ、第1戦とは打って変わってスコアレスでハーフタイムを迎えた。

 後半はR・マドリーのキックオフ。するとここで仕掛けた。小さく戻したボールをカゼミーロが受けると、前線に走る振りをしたモドリッチが後方に落とし、クロースが右サイドにロングフィードを配球。これに飛び出していたカルバハルがダイレクトで折り返し、ベンゼマとビニシウスがゴール前に飛び込んだ。しかし、ビニシウスの左足シュートは枠外。キックオフをセットプレーのように利用し、相手の足を止める素晴らしい策だったが、最後は精度に泣いた。

 その後もR・マドリーが押し込み、ビニシウスの突破で何度も相手に脅威を与えるも、わずかに足に収まらない。後半23分には両チームを通じて最初の交代が行われ、クロースに代わってロドリゴが入る。対するマンチェスター・Cは同27分、負傷したウォーカーとデ・ブライネを下げてMFイルカイ・ギュンドアンとジンチェンコを投入した。

 すると交代直後の後半28分、さっそく試合が動いた。マンチェスター・Cはギュンドアンが縦につけると、B・シウバがドリブルで攻め上がって右サイドにパスを供給。ジェズスも右を走っていたが、狙った先はマフレズだった。大外から搾りながら受けたマフレズはワンタッチで左足を一閃。中央をケアしていたクルトワのニアポスト脇を突き刺し、合計スコアを2点差に広げる大きな先制点が入った。

 2点が必要になったR・マドリーは後半30分、カゼミーロとモドリッチに代わってMFエドゥアルド・カマビンガとFWマルコ・アセンシオを投入。一方のマンチェスター・Cは同33分、ジェズスに代わってFWジャック・グリーリッシュを入れた。R・マドリーは同37分、スルーパスに抜け出したベンゼマがシュートチャンスを迎えたが、わずかにオフサイド。マンチェスター・Cは同41分、カンセロのミドルシュートが枠内を襲ったが、クルトワのスーパーセーブに阻まれた。

 後半42分にはグリーリッシュが単独突破からシュートを狙ったが、R・マドリー守備陣がギリギリでカバー。直後にもグリーリッシュの左足シュートが枠を捉えるも、クルトワがかすかに足に当てた。するとR・マドリーは同45分、カマビンガの浮き球パスをベンゼマが折り返すと、ゴール前でロドリゴが反応。エデルソンの目前でボールを捉え、2戦合計スコア4-5に詰め寄った。

 土壇場での一撃にサンティアゴ・ベルナベウのムードは一気に最高潮。すると後半アディショナルタイム1分、R・マドリーは一気に相手を押し込んで圧力を強め、すぐさま同点ゴールを奪った。波状攻撃から右サイドでミリトンがボールを残し、カルバハルが相手をかわしてクロスボールを送ると、ゴール前で反応したのはまたしてもロドリゴ。今度は完璧なヘディングシュートを突き刺し、土壇場で合計スコア5-5とした。

 試合はそのまま延長戦へ。そしてさっそく前半2分、R・マドリーが勝ち越しのビッグチャンスを迎えた。右サイドを突破したロドリゴのグラウンダークロスをベンゼマが収めると、R・ディアスのスライディングタックルで倒されてPKを獲得。キッカーはベンゼマ。直近のラ・リーガで失敗が続いていたが、この日はエデルソンの逆を突いて右隅に蹴り込み、ついに逆転に成功した。ベンゼマはこれで今大会得点ランクトップの15ゴール目となった。

 その後は一進一退の攻防が続いたが、クルトワが鬼気迫るセーブを見せたR・マドリーが最後まで1点のリードを死守。ベンゼマの後半ハットトリックでパリSGを逆転したラウンド16、ロドリゴの終盤同点ゴールとベンゼマの延長ゴールでチェルシーを破った準々決勝に続き、またしても奇跡を起こしたR・マドリーが前回優勝時以来4シーズンぶりの決勝進出を決めた。すでに準決勝1試合目でリバプールの決勝進出が決まっており、今大会の決勝は4シーズン前と同カードとなる。

●チャンピオンズリーグ(CL)21-22特集
●プレミアリーグ2021-22特集
●ラ・リーガ2021-22特集

TOP