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勝利にも憤るGKブッフォン、「7点取るチャンスがあるなら7点取るべき」

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[6.28 EURO準決勝 ドイツ1-2イタリア ワルシャワ]

 44年ぶりの欧州制覇に王手をかけたイタリアだが、主将でもあるGKジャンルイジ・ブッフォンは試合後、憤りを隠さなかった。前半を2-0で折り返し、後半も前がかりになるドイツに対しカウンターから何度も決定機をつくった。しかし、試合を決定づける3点目を奪えず、後半ロスタイムにPKで失点。最終スコアは2-1だった。

「自分たちに腹が立ったね。最後の5分間はピンチの連続だった。でも、あんな展開にならずに済んだはずなんだ」。決定力不足を嘆く守護神は「ドイツのような相手との試合で7点取るチャンスがあるなら、7点取らないといけない。もし彼らが90分で2-2に追いついていたら、延長では10-2で勝とうとしてきたはずだ」と厳しい口調で言った。

「準優勝で満足することはないんだ。我々はもっと成熟する必要がある。EUROの決勝は、ただの1試合じゃないんだ」。そう気を引き締める主将に、MFアンドレア・ピルロも同調する。英BBCによると、今大会のMVPとも言える活躍を見せ続ける司令塔は「我々はまだ何も成し遂げていない」と強調。「決勝に残っても、優勝しなかったら意味がない。僕らはカップを持ち帰りたいんだ」と力を込めていた。


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