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出場校チーム紹介:一条(奈良)

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一条高は今冬、同校の歴史をまた塗り替えるか

第96回全国高校サッカー選手権

一条高(奈良)

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▼全国大会日程
2回戦 2-2(PK3-2)桐蔭学園高(神奈川)
3回戦 0-3 米子北高(鳥取)
■出場回数
2年連続8回目
■過去の最高成績
3回戦進出(16年度)
■その他、過去の主な全国大会成績
全国高校総体出場7回
■監督
前田久
■主将
DF生成光(3年)
■今季成績
[総体](全国1回戦敗退)
県決勝 2-2(PK5-3)生駒高
全国1回戦 0-1 日大藤沢高(神奈川2)
[リーグ戦]
奈良県1部リーグ優勝(14勝4分)
■予選成績
2回戦 4-0 東大寺高
3回戦 7-1 天理高
準々決勝 3-0 五條高
準決勝 2-0 橿原高
決勝 2-2(PK5-4)奈良育英高
■都道府県予選決勝布陣&レポート
[4-1-3-2]

    竹島玲太  相坂恭杜

藤武駆    石川航大    中井一尭

       川崎航太
山原琢夢            猪股智也
    酒本哲太  奥井瑞樹
       
       古川裕斗

[レポート] 
 奈良の名門対決は先行する奈良育英高を一条が追う展開となった。前半2分、左サイドからクロスを受けたFW山川智也(2年)がターンしながらの右足シュートを決めて奈良育英が先制する。対する一条は直後の5分、DF山原琢夢(3年)が右足FKを右ポストに当てながらもねじ込んで同点に追いつく。だが、その後はサイド攻撃からチャンスを作りながらも、2点目を奪うことができない。すると後半26分、奈良育英は右クロスをコントロールしたエースFW奥村空(3年)がDFを外して勝ち越しゴールとなる右足シュート。一条は追い詰められたが、それでもアディショナルタイムに再び追いつく。MF堀之内優輝(3年)が強引に上げた左クロスのこぼれ球をMF中井一尭(3年)が右足でゴールに突き刺した。試合は2-2のまま延長戦でも決着がつかず、PK戦へ。5人全員が成功した一条は、後攻・奈良育英5人目のシュートをGK古川裕斗(3年)が左へ跳んで止めて2連覇を達成した。

MOM:DF山原琢夢(3年)
「同点FKを決め、“代役主将”の役割も全う。大会MVPに」

■チーム紹介
昨年、初の16強。今年はその記録を「超える」
 地元開催だった09年のインターハイで8強入りしている奈良の強豪校だが、選手権ではこれまで2回戦の壁を破れずにいた。だが、昨年度の選手権で山形中央高(山形)に1-0で勝利して初の2回戦突破。3回戦では佐野日大高(栃木)にPK戦で敗れたものの、2度のビハインドを追いつくなどたくましい戦いぶりを見せている。その姿を目の前で見ていた現3年生たちの目標はベスト8以上だ。
 今大会の組み合わせ抽選会でDF生成光主将(3年)は「去年のベスト16という成績を超えられるようにしっかり頑張りたい」と宣言。17年は奈良県内の公式戦を無敗で終えた。運動量とテクニックを併せ持つボランチ、MF川崎航太(3年)やエースストライカーのFW竹島玲太(3年)をはじめ、全員でボールを動かして相手の守りを広げ、MF中井一尭(3年)や左SB山原琢夢(3年)を軸とした両サイドからの崩しが特長。選手権予選では大黒柱の生成が負傷で欠場する中、守備陣の健闘もあって勝ち上がり、決勝戦でも2度のビハインドを跳ね返す力強さを示した。ずば抜けた選手はいないものの、まとまりがあり、彼らが真面目にコツコツとやるべきことを続けられることも強み。特に守備面をさらに高めて全国に臨む。
■県予選取材記者(森田将義氏)注目選手
成長著しい緑の壁
DF酒本哲太(3年)
「183cmの高さを活かした競り合いの強さが売り。今年に入ってからの成長が著しく、予選では主将DF生成光の不在を感じさせない働きを見せた」

技術と力強さ備えたボランチ
MF川崎航太(3年)
「球際の強さと的確なポジショニングでピンチを未然に防ぐボランチ。昨年の選手権16強を経験者として、今年は更なる活躍が期待される」

一条の俊足ゴールハンター
FW竹島玲太(3年)
「スピードを活かした飛び出しが光るストライカー。相手DF裏への飛び出しと、低い位置からのドリブルで好機を作る。」

■過去の全国大会成績
【16年度 第95回(3回戦敗退)】
2回戦 1-0 山形中央高(山形)
3回戦 2-2(PK3-4)佐野日大高(栃木)
【13年度 第92回(2回戦敗退)】
2回戦 0-5 星稜高(石川)
【09年度 第88回(1回戦敗退)】
1回戦 1-2 東北高(宮城)
【08年度 第87回(1回戦敗退)】
開幕戦 1-1(PK2-3)鹿島学園高(茨城)
【06年度 第85回(2回戦敗退)】
1回戦 3-2 東海大三高(長野)
2回戦 0-4 作陽高(岡山)
【05年度 第84回(2回戦敗退)】
開幕戦 5-2 甲府東高(山梨)
2回戦 0-3 徳島商高(徳島)
【02年度 第81回(1回戦敗退)】
1回戦 1-6 市立船橋高(千葉)
■登録メンバーリスト
▼GK
1 古川裕斗(3年)
16 三村光希(2年)
21 平井遥希(1年)
▼DF
2 山原琢夢(3年)
3 酒本哲太(2年)
4 生成光(3年)
5 猪股智也(2年)
12 奥井瑞樹(3年)
23 下里竜樹(2年)
24 要隆太(1年)
27 川原元輝(3年)
28 三谷陽(2年)
29 西森悠斗(2年)
▼MF
6 松田崚(3年)
7 堀之内優輝(3年)
8 川崎航太(3年)
9 中井一尭(3年)
13 石川航大(2年)
14 浦久保幹也(3年)
15 藤武駆(3年)
19 木本倫大(2年)
20 吉川諒(2年)
22 前原睦樹(3年)
25 西川翔大(2年)
26 前原淳樹(3年)
30 佐藤力丸(1年)
▼FW
10 竹島玲太(3年)
11 八木三郎(2年)
17 毎田樹生(3年)
18 相坂恭杜(3年)
▼関連リンク
●【特設】高校選手権2017
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2017

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