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[MOM4063]宇治山田商DF城山陽汰(3年)_背中で引っ張る主将、夏5失点した宿敵を完封

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この日、ヒーローが多かった宇治山田商高。中でもCB城山陽汰主将はチームを支え、無失点勝利に大きく貢献

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by sfida]
[11.3 選手権三重県予選準決勝 四日市中央工高 0-1 宇治山田商高 四日市市中央緑地陸上競技場]

「自分もやっていて本当に楽しくて、試合が。自分のところや、DFラインがしっかり抑えれば負けることはないと思っていた」

 宇治山田商高は、インターハイ予選決勝で5点を奪われた四日市中央工高を1-0完封。特に後半はDF陣の奮闘が光ったが、中でもCB城山陽汰主将(3年=ソシエタ伊勢SC出身)の存在は大きかった。

 相手の強力FW平尾勇人(3年)と随所でマッチアップ。自身よりも大柄なストライカーに前半はボールを収められて押し込まれたが、後半は“危険人物”にボールを入れさせない。チームメートとともに前へ出て「ハーフタイムに相手に何もさせないということを意識して後半はできた」という守備をやり切った。

 城山は後半16分に平尾のシュートをブロック。「1対1の対応とかは自信を持ってやれるところがあります」というCBは、前半から安定したカバーリングや対人守備を続け、また長身CB池田悠(3年)らとともに相手のクロスを再三弾き返していた。

 そして、足を攣らせる選手もいた中、声でもチームをサポート。「DFラインの距離感とか、3ラインの距離感とかの声がけは自分が中心となって試合中はやっていて、そういうところもきょうは距離感よくやれていたのかなと思います。試合中はみんなも疲れて士気が下がってくるので、そこはもう自分が常に声を出してやることは意識しています」と胸を張った。

 流通経済大や福島ユナイテッドFCでプレーした経歴を持つ古西祥監督が、「普段寡黙なんですけれども、背中で引っ張る。陽汰を見てみんなが動く」というキャプテン。城山は「キャプテンという立場もあるので、自分がしっかり引っ張って行って、みんながついて来るようなチームを作っていきたい」という。

 憧れの存在は元イタリア代表CBファビオ・カンナバーロ。古西監督が「(ピッチに立つと)闘志剥き出し」と評する闘将は、「(決勝も)全員で抑えて目標を達成したい」。昨年も選手権予選を経験している主将は、決勝進出にも満足していない。絶対にもう1試合勝って、目標を達成する。

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(取材・文 吉田太郎)

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