beacon

エース米谷がハット達成!! 青森山田が6大会連続8強入り!! 勢いに乗る初出場・広島国際学院に7発快勝

このエントリーをはてなブックマークに追加

青森山田高が6大会連続ベスト8進出

[1.2 選手権3回戦 青森山田高 7-0 広島国際学院高 駒場]

 第102回全国高校サッカー選手権は2日、各地で3回戦を行った。浦和駒場スタジアムの第2試合では、27年連続出場の青森山田高(青森)と初出場の広島国際学院高(広島)が対戦。青森山田が7-0の勝利を収め、準々決勝で昌平と対戦する。

 序盤からゴールに迫ったのは青森山田だった。前半11分、PA内のこぼれ球に反応したMF福島健太(3年)のシュートは相手ブロックに阻まれたものの、13分に試合を動かす。左サイドのMF川原良介(3年)が送ったクロスをFW米谷壮史(3年)がトラップで落ち着けると、左足のシュートをねじ込んでスコアを1-0とした。

 1点のリードを奪った青森山田は28分、右サイドのMF杉本英誉(3年)が送ったクロスに対し、ファーサイドの川原が飛び込む。しかし、ヘディングで合わせたシュートは枠上に外れてしまう。さらに36分にはPA内でこぼれ球に反応した米谷が左足で狙うが、DF茂田颯平(3年)にブロックされて追加点を奪うに至らなかった。

 なかなか攻撃のリズムを作れない広島国際学院ベンチは38分に早くも動く。MF戸山晴人(3年)に代えてMF石川撞真(3年)をピッチへと送り込み、状況を打開しようと試みる。

 しかし、1-0のまま迎えた後半3分に再び青森山田がスコアを動かす。米谷が右サイドに展開したボールを受けた杉本が右足のフィニッシュに持ち込むと、相手選手に当たったボールがゴールマウスに収まり、オウンゴールでリードを2点差に広げた。

 2点のビハインドを背負った広島国際学院は11分、DF茂田颯平(3年)のパスからFW野見明輝(3年)が右足で狙うが、GK鈴木将永(3年)の守備範囲に飛んでしまう。

 すると、21分、CKからDF山本虎(3年)のヘディングシュートのこぼれ球を米谷が押し込み、青森山田が3点目。22分には米谷のスルーパスを受けたFW津島巧(3年)が決めて4点目を奪うと、24分には杉本のグラウンダーのクロスを米谷が押し込んでハットトリックを達成し、青森山田が一気にリードを5点差に広げた。

 攻撃の手を緩めない青森山田はMF別府育真(2年)のラストパスをFW山下凱也(3年)がヘディングで押し込み、アディショナルタイムにはカウンターからMF後藤礼智(3年)がネットを揺らして7-0の快勝でベスト8進出を決めた。

(取材・文 折戸岳彦)

●第102回全国高校サッカー選手権特集

ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

TOP