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近江が後半AT劇的V弾!神村学園に逆転勝ち!!大熱戦を制して初のベスト4進出

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[1.4 選手権準々決勝 神村学園3-4近江 浦和駒場]

 第102回全国高校サッカー選手権の準々決勝が4日に行われ、近江高(滋賀)が神村学園高(鹿児島)を4-3で下し、初の準決勝進出を決めた。6日の準決勝では堀越高(東京A)と対戦する。

 前半からスコアが動く展開になった。先制は近江で前半12分、左サイドからMF浅井晴孔(3年)が入れたボールは右に流れたが、MF鵜戸瑛士(3年)が折り返したボールがそのまま枠内を捉えた。

 しかし神村学園も落ち着いて1点ずつ返していく。まずは前半18分にFW西丸道人(3年)がゴール前から右サイドに展開。そしてDF有馬康汰(3年)の折り返しを西丸が頭で合わせて同点に追いつくと、同22分には西丸が左サイドに展開。オーバーラップしたDF吉永夢希(3年)が奇をてらったシュートをニアに蹴り込んで逆転に成功した。

 ただ近江も1点ビハインドで折り返した後半に勢いよく試合に入ると、5分、9分の立て続けのチャンスは相手GK川路陽(3年)の好セーブに防がれたが、同13分、右CKの流れからMF川上隼輔(3年)が入れ直すと、前半途中に負傷したFW荒砂洋仁(3年)に代わって投入されていたMF山本諒(2年)がヘディングで飛び込んで、スコアをタイに戻した。

 同点とされた神村学園だが、すぐに勝ち越しにチャンスを獲得。後半15分、ゴール前やや左からMF名和田我空(2年)がFKを蹴ると、GK山崎晃輝(2年)の手を弾いてゴールネットが揺れる。日差しが目に入ったのか、近江にとっては痛いミスとなってしまった。

 ただ近江はその後も勢いよくゴール前に攻め続ける。後半21分の左クロスからMF山門立侑(3年)が狙ったシュートは枠上。同26分にみせた波状攻撃は決め切ることが出来なかったが、直後の右CK、MF川上隼輔(3年)が蹴ったキックに山本が頭で飛び込み、再びスコアをタイに戻した。

 そして後半アディショナルタイム3分、押し込み続けた近江は、DF金山耀太(3年)の左クロスからMF山門立侑(3年)が折り返すと、MF鵜戸瑛士(3年)が劇的弾を蹴り込む。近江が試合をひっくり返して、滋賀県勢として18年ぶりの4強へと勝ち上がった。

●第102回全国高校サッカー選手権特集
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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