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堀越が初の選手権ベスト4進出! 終盤に佐賀東の猛攻を浴びるも2-1で逃げ切る

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(写真協力=『高校サッカー年鑑』)

[1.4 選手権準々決勝 堀越 2-1 佐賀東 柏の葉]

 第102回全国高校サッカー選手権準々決勝が4日に行われ、県立柏の葉公園総合競技場第2試合では堀越高(東京A)が佐賀東高(佐賀)に2-1で勝利した。準決勝は6日に国立競技場で開催され、近江高(滋賀)と対決する。

 堀越にとっては過去最高タイ、佐賀東にとっては史上初のベスト8の舞台。歴史を塗り替えたい両チームの一戦は、立ち上がりからアグレッシブな攻撃の応酬となる。

 前半6分に堀越が左サイドを崩すと、グラウンダーのクロスをニアで受けたFW高谷遼太(3年)が左足でシュートを打つが、左外のサイドネットを直撃。同13分には佐賀東のカウンターの流れからFW宮崎空夢(3年)が決定的なシーンを迎える。しかし、右足のシュートはゴール左に外れた。

 そしてスコアが動いたのは前半19分。ペナルティエリア手前右でボールを持ったFW中村健太(3年)が、中央に持ち出して左足を振り抜く。巻いたシュートが鮮やかな軌道でゴール左に吸い込まれ、堀越が先制した。

 追いかける佐賀東はMF宮川昇太(3年)のドリブル突破をアクセントにゴールへ迫ると、徐々に立ち位置を工夫したビルドアップからもチャンスを増やしていく。しかし、得点には至らず、ビハインドで前半終了となった。

 佐賀東は後半もパスワークで相手の隙を狙いながら押し込んでいく。だが、今大会いまだ無失点の堀越の牙城を崩し切れずに時間が経過。後半25分にはペナルティエリア右からMF詫間湊斗(3年)が折り返し、ゴール前の宮川が合わせるも、GK吉富柊人(3年)の正面を突いた。

 すると後半27分に堀越がリードを広げる。右サイドの中村からのロングパスにMF仲谷俊(2年)が反応し、ボックス内でのトラップから右足でシュート。華麗なフィニッシュで2-0とした。

 それでも佐賀東は後半33分、相手にクロスを防がれた流れから左のMF右近歩武(3年)が折り返すと、FW田口大翔(3年)が左足で決め、ついに1点を返す。

 さらに後半36分、右近の右足のボレーがクロスバーを直撃。同38分は詫間のシュート性のボールが左ポストを叩くなど、ゴールを脅かし続ける。しかし、佐賀東は最後まで追い付くことはできず、逃げ切った堀越がベスト4に進んだ。

(取材・文 阿部哲也)

●第102回全国高校サッカー選手権特集

ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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