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GK鈴木将永が青森山田日本一決定弾の起点に「意図していなかったけど嬉しい」「すべてにありがとうという気持ち」

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(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.8 選手権決勝 青森山田3-1近江 国立]

 青森山田高を日本一に導くゴールは、GK鈴木将永(3年)が起点となって生まれた。後半15分、鈴木が前線に蹴ったロングボールが繋がり、MF川原良介(3年)の落としで裏を取ったFW米谷壮史(3年)がGKとの1対1を制して、決勝点となる勝ち越し弾が決まった。

「(得点に繋がるとは)意図はしていなかったけど、結果的に自分のプレーが点に繋がったことは率直に嬉しいです。優勝した瞬間に浮かんだのは、『ありがとう』という言葉。自分に関わってくれた大人も仲間も、すべてにありがとうという気持ちが出てきた。青森山田ファミリー全員で勝ち取った勝利かなと思います」

 卒業後は大会得点王を獲得したFW米谷壮史(3年)とともに東海大に進む予定だ。「高卒プロを目指していたけど、実際に行けなかった。大学になった悔しさはある。その悔しさを意識しながら、プロという目標に向かって、1日も無駄にしないようにしたいです」。青森山田出身で、東海大で力をつけて卒業後の熊本入りを決めたGK佐藤史騎と同じように、大学1年目から存在を示し続けるつもりだ。

(取材・文 児玉幸洋)

●第102回全国高校サッカー選手権特集
児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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