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これぞ山内日向汰!ドリブルカットインからゴラッソ先制弾「にぎやかな先輩たちを国立に連れて行けてホッとしています」

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[12.25 インカレ準決勝 桐蔭横浜大2-1(延長) 関西学院大 カンセキ]

 劣勢の中で桐蔭横浜大が先制点を奪った。前半アディショナルタイム1分、MF山内日向汰(3年=川崎U-18)は右サイドからクロスを上げると見せかけて、中にドリブルを開始。エリア内に入って縦に切り込むと、思い切って右足を振り抜いて先制点を奪う。

 さらに山内は延長後半アディショナルタイムに生まれたFW白輪地敬大(3年=桐蔭学園高)の決勝点の起点にもなる活躍。「3年生が決めましたけど、ここまで4年生に引っ張ってきてもらった。にぎやかな先輩たちですけど、国立に連れて行けて、ホッとしています」。笑顔がチーム状態の良さを物語った。

 昨季も関東リーグ戦でアシスト王を獲得した山内だが、今季は得点数もアシスト数も前年を下回る成績に終わった。「プロを意識する中で、難しい時期もあった」と理由について分析するが、今大会は最終学年に向けても「結果を残そう」と強い思いで臨んでいることを明かす。

 先般のワールドカップでは高校時代までを過ごした川崎F関連の先輩たちが大活躍。小学校3年生の時にジュニアチームに一緒に入団したFW久保建英にも、大きな刺激を受けた。「自分も日本代表に入りたい思いはあるので、まずは地道に大学で。オリンピックも自分の中では挑戦したいなと思っているので、一個一個やっていきたいなと思います」。

 川崎Fがベトナム遠征に山内を呼んだことをツイッターで明かすなど、進路への関心は高まるばかりだが、そこは母校に初タイトルをもたらしてからでも遅くはない。「4年生とやるのも最後になる」と気を引き締めると、「どこに行っても自分のプレーを出すことにフォーカスして、また1週間準備して、絶対に日本一を獲りたいと思います」と力強く話した。


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