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ポルトガルでの半年間は出場ゼロ…GK中村航輔「僕自身は楽しさの方が大きい」

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日本代表GK中村航輔(ポルティモネンセ)

 初の海外移籍に挑んで半年間、一度も公式戦のピッチに立つことができていない日本代表GK中村航輔(ポルティモネンセ)だが、29日のオンライン取材ではポルトガルでの日々について「充実した半年間を送れた」と前向きに語った。

「言葉も違うし、スタイルも違う中で、自分がどれくらいできるのか楽しみだった」。

 今年1月のポルティモネンセ移籍からの時間を振り返った中村は「自分がこれまでやってきたことはそこそこできたと思っている」と手応え。「環境、文化が違うし、言葉も違うので適応するのは簡単ではない。ただ難しさも感じるけど、僕自身は楽しさの方が大きい。そこまで難しさは感じていない」と力を込めた。

 もっとも、柏レイソル時代も2020年9月の負傷離脱以降は公式戦出場がなかったため、約9か月にわたって公式戦から離れている状況。今回の代表活動に向けては「僕が試合に出てミスをすれば試合経験がなかったということで批判材料の一つになる。出た時に良いパフォーマンスを出したい」と覚悟をのぞかせる。

 そうした中でも、“シュートを止める”ことにこだわる中村の姿勢は変わらない。

 代表のトレーニングでも好セーブを続けていた26歳は「どんな時でも難しいボールをストップするのがGKの醍醐味の一つ。引き続き上げていきたい」とさらなる成長に意欲。今後の4試合に向けて「GKにとって何より大事なのは失点をしないこと。代表チームでも、どこのクラブチームでも同じ。それを実行できるようにしたい」と意気込みを語った。

(取材・文 竹内達也)
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