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森保監督がブラジル戦の先発示唆「基本的には昨日の練習メンバー」長友を右SB起用、3ボランチに変化か

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日本代表森保一監督

 日本代表森保一監督が5日、キリンチャレンジカップ・ブラジル戦(6日・国立)の前日会見に出席し、4日のミニゲームで主力組に入ったメンバーを中心に起用する方針を明かした。指揮官はカタールW杯アジア予選では試合2日前の戦術練習を通例非公開としていたが、すでに出場権獲得が決まった3月のベトナム戦に続き、今回の前々日練習も報道陣にすべて公開していた。

 4-3-3の布陣を採用したミニゲーム1本目の主力組はGKに権田修一(清水)が入り、4バックは右からDF長友佑都(FC東京)、DF板倉滉(マンチェスター・C)、DF吉田麻也(サンプドリア)、DF中山雄太(ズウォレ)。3センターはアンカーにMF遠藤航(シュツットガルト)が構え、インサイドハーフは左にMF田中碧(デュッセルドルフ)、右にMF原口元気(ウニオン・ベルリン)。ウイングは左がMF南野拓実(リバプール)、右がMF伊東純也(ゲンク)、トップにはFW古橋亨梧(セルティック)が起用された。また2本目では権田に代わってGK川島永嗣(ストラスブール)、田中と原口に代わってMF守田英正(サンタクララ)とMF柴崎岳(レガネス)が入っていた。

 森保監督は記者会見で「明日の先発メンバーに関しては皆さんに公開して練習をお見せしている。多くの変更はない。基本的には昨日の練習のメンバーで、(主力組として)ビブスを着てなかったメンバーが中心になると思う。怪我があったり、体調不良もあるので『基本的には』としか言えないが、お見せした通りの流れで行きたい」と明かした。

 長友の右サイドバック起用、インサイドハーフのコンビに顔ぶれの変化はあるが、基本的にはカタールW杯最終予選の戦いぶりを支えてきた選手中心のメンバー構成。指揮官は「チームとしてのチャレンジ、トライという部分では、これまでやってきたコンセプトは世界で勝っていくために見据えてやってきたつもり。攻撃の部分ではいい守備からいい攻撃に移るところで、相手のハイプレッシャーをかいくぐって速攻、ボール保持につなげられるところを見せてほしい。どれだけ速い判断で連係連動できるかを見ていきたい」と既存コンセプトの発揮に期待した。

 また対戦相手のブラジルはFIFAランキング1位。現状のフルパフォーマンスを発揮できたとしても、苦しい戦いを強いられることも想定される。「攻撃も守備もそうだが、組織で戦うことは間違いなくやっていかないといけない。個々でマッチアップするとき、攻撃でも守備でも相手にどれだけ上回っていけるかをチャレンジしてもらいたい」と挑む姿勢を求めた指揮官は「ここからW杯で結果を残すため、これまでのレベルではなく、今までの自分たちの限界を超えるトライをしていかないといけない」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)
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