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9月ドイツ遠征で骨にヒビ…GK権田「正直難しいかなと思うこともあった」

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日本代表GK権田修一(清水)

 日本代表GK権田修一(清水)にとって、2度目のワールドカップが近づいている。「チームがうまくいかない中で個人でしっかりやってきた結果がこうして代表に選ばれたということ。ここに来られたことが素直に嬉しいし、あとはやるだけ」。懸念されていた背中の負傷はすでに問題なし。前回メンバー入りした2014年のブラジル大会では叶わなかった出場に向け、着実に準備を進めていく構えだ。

 森保ジャパン発足当初から正GKを務めていた権田は今年9月、ドイツ遠征初戦のアメリカ戦で前半途中に負傷。空中戦を競り合った後にピッチに背中を打ちつけ、一度はプレーを続けたもののハーフタイムに途中交代となった。

 その後、権田に代わってGKシュミット・ダニエル(シントトロイデン)が出場。アメリカ戦の後半、第2戦エクアドル戦で好プレーを見せ、レギュラー争いに名乗りを挙げた。一方の権田は帰国後の9月8日に行われたJ1第32節・川崎F戦に出場するも、相手DF谷口彰悟との軽い接触で再発。またもハーフタイムにピッチを退き、W杯を目前に控える中で状態が懸念されていた。

 実際、権田の中にもW杯出場へ不安な思いがあったという。「まさか2試合続けて45分で代わることになるとは思っていなかった。正直ヤバいかなじゃないけど、正直ちょっと難しいかなと思うこともあった」。また詳しい容態は公表されていなかったが、実は骨に異常があったことも明かした。

「2回目にぶつかられたシーンではあの程度でなってしまうのはまずいかなと思ったし、今だから言えますけど、若干骨にヒビが入ったりしていた」それでも権田は間に合わせた。「Jリーグのラスト2試合くらいで普通に動けるようになってきた。ラスト1週間くらいは何も気にせずに練習できていたので普通に動ける」。すでに患部は回復しているといい、「ここに戻って来られて良かった」と安堵の表情を浮かべた。

 負傷の懸念はなくなり、「あとは暑さや時差にしっかり慣れることが大事」と開催地への適応に目を向けた権田。17日のW杯前最終戦のカナダ戦、そしてW杯初戦のドイツ戦に向けて「まず僕らができることはコンディション。リーグ戦が終わってから少し休んでいたので上げるところもそうだし、上げると言ってもいきなりピークに持っていくと疲れちゃうので、しっかりカナダ戦からドイツ戦に向けてしっかり準備していくことが大事」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)

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