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森保監督の大胆かつ攻撃的采配に選手も驚きと感嘆「森保さんの采配がすべて当たった」

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ドイツから金星をあげた日本代表

 選手も驚く大胆采配だった。日本代表は0-1で折り返した後半開始からDF冨安健洋を入れて3バックにシステムを変更。5バック気味の守備がドイツの攻撃陣にがっちりハマり、攻撃でもウイングバックが押し上げることで厚みを加えた。

 流れが変わったのは明らかだった。後半12分からDF長友佑都に代わって途中出場し、左ウイングバックのポジションに入ったMF三笘薫(ブライトン)は「トミ(冨安)が入ったときに3枚並べることで強さが出るし、3枚の壁を作れるので、その分、ウイングバックが攻撃的な選手でもいけるというのは分かっていた」と、守備から入りながら攻撃では高い位置を取り、サイドでタメをつくった。

 後半30分の同点ゴールは三笘が起点となり、MF堂安律が同点ゴール。勢いに乗った日本は後半38分にFW浅野拓磨が勝ち越しゴールを奪い、2-1と逆転に成功した。最終的な日本のフォーメーションはMF鎌田大地とMF遠藤航のダブルボランチで、右ウイングバックにMF伊東純也、左ウイングバックに三笘。前線は浅野の1トップに堂安とMF南野拓実がシャドーストライカーという超攻撃的な布陣だった。

 森保一監督が見せた積極的かつ攻撃的な采配が試合をひっくり返した。三笘は「僕たち自身もここで3バックをやるとは思ってなかった」と、後半開始からのシステム変更に驚きを隠さず、「ぶっつけ本番のところは正直あったけど、自分たちはツイているなと思うし、決断した監督が素晴らしいなと思う」と率直に言った。

「前半のサッカーのまま終わっていたら、間違いなく一生後悔する内容だった」と振り返ったMF鎌田大地(フランクフルト)も「森保さんがフォーメーションを変えたおかげで、自分たちが勇気を持ってプレーできたことがすべてだったと思う」と指摘。「森保さんの采配がすべて当たった」と感嘆した。

(取材・文 西山紘平)

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