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強気のメンタルを取り戻した相馬勇紀「勝負を決める仕事をしたい」

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日本代表MF相馬勇紀

 自身が先発したコスタリカ戦(●0-1)で日本代表に勝利をもたらすパフォーマンスを見せることができなかった。しかし、今はそのときの悔しさをぶつけるための舞台が整っている。クロアチアとの決勝トーナメント1回戦を翌日に控え、MF相馬勇紀(名古屋)が取材に応じ、「チームとして良い形で、良い雰囲気で練習できている。出るチャンスがあれば勝負を決められる仕事をしたい」と決意を述べた。

 4-2-3-1の左サイドハーフで先発したコスタリカ戦では、5バックでブロックを固めた相手に対してボールを保持しながらも突破口を見いだすことができず、攻めあぐねた。相馬自身はCKやFKのキッカーも務めたが、得点に結びつけることができず、右サイドに回っていた後半30分にはカウンター攻撃に参加したが、クロスの精度が足りず、決定機を作れなかった。

「僕が出たのはコスタリカ戦。その試合だけ勝てなかった。勝たせるだけの働きをできなかった。ただ、コンディションはいいし、今は強気のメンタルに戻っている。得点を取ったり、アシストしたり、スライディングでボールを奪って、スタジアムが沸いて日本が盛り上がるイメージをしている」と具体的な形を想像している。

 4バックをベースとしているクロアチアはコスタリカと比較してフォーメーションも選手のタイプも異なるが、堅い守りという観点では共通項もある。

「明日はどっちがボールを持ちながら試合が進むのか分からないけど、こっちがボールを持つ時間が長くなるならコスタリカ戦の反省を生かさないといけない。(悔しさを)ぶつけたいというのはある」

 決勝トーナメントではグループリーグとはまた違った迫力が出てくるもの。先制点がグループリーグ以上に重要になるという意識もしっかり持っている。「もし取られても逆転できるというポジティブなメンタルを残したまま、先制点が大事になるので、そこはもっとチームとして硬くしてやりたい」と勝利への道筋を描いていた。

(取材・文 矢内由美子)

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