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出番減少も苦悩は見せず…南野拓実の決意「勝ち上がるチームはヒーローが毎試合変わる」

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日本代表MF南野拓実(モナコ)

 ドイツ戦では17分間、コスタリカ戦では8分間、スペイン戦では出場なし。カタールW杯において、日本代表MF南野拓実(モナコ)の出番は決して多くない。それでも「どう思うかというのは考えないようにしている。チームが勝つことが一番」ときっぱり。「どのポジションでも与えられたところで自分の力を100%出すだけ」と真摯に準備を続けていく構えだ。

 日本の10番はひそかに爪を研いでいる。「全員がいい準備をしているし、いいチーム、勝ち上がっていくチームはヒーローが毎試合変わる。新しいエネルギーを加えて、チームが総力戦で戦っている。そういう力が必要になる。僕も含めていい準備をしたい」。決勝トーナメントクロアチア戦前日、出番が得られない苦悩は全く表に出さず、力強く決意を語った。

 出場44試合、17ゴール、8アシストはいずれも森保ジャパンで最多。4年半前に掲げられた「W杯ベスト8」という目標のため、チームを牽引し続けてきた。グループリーグ突破により、その目標まであと1勝。「ここまでやっと辿り着けた。日本の歴史に残る試合になるだろうし、勝ってベスト8以上の結果を残したい」と力を込めた。

 2002年の日韓大会、10年の南アフリカ大会、18年のロシア大会と、過去3大会で阻まれた壁を破るため、必要なのは「信じること」と語った。

「結局は信じることが一番。戦い方は積み上がってきたものどうこうじゃないかもしれないけど、このW杯で自分たちの力を信じてやってきたからこそ、ドイツ、スペインに逆転できたと思う。明日もそれを信じてやるだけ。幸い日本の人たちが僕たちの戦いを見て、今は背中を押してくれている。その人たちのために頑張りたい」

(取材・文 竹内達也)

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