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遠藤航が考えた日本とクロアチアの“差”「あれだけの選手をあそこで代えられる」

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日本代表MF遠藤航

 一晩かけてクロアチア戦を頭で反すうし、どこに差があったのかを考えたときに目に浮かんだ光景があった。1-1の延長前半9分。まだ残り21分あるというタイミングで、クロアチアはMFルカ・モドリッチとMFマテオ・コバチッチの看板選手2人を同時にベンチへ下げた。

 日本代表MF遠藤航(シュツットガルト)は「昨日、日本が勝つには2チーム分ぐらい作れるようにという話をしたと思うけど、クロアチアはモドリッチとコバチッチを途中で代えている。あれだけの選手をあそこで代えられるというところに差を感じた。それだけ選手がいるというところだと思う」と指摘した。

 18年ロシアW杯から課題に挙がってきた選手層の厚さという部分で、今回の森保ジャパンは確実に史上最高の陣容をそろえていた。

「自分たちも本当に今までにないぐらい選手層が厚かったと思うし、これだけ海外でやっている選手がいる代表は今回が初めてだったと思う。日本サッカーは間違いなく少しずつ成長はしている。でも、さらに個人のベースで言うと、もっと試合に出続けなきゃいけないし、もっと上のクラブにいけるのであれば、そこでポジションを勝ち取るだけの選手がもっと増えていかなきゃいけない」。遠藤は実感を込めながらそう語った。

 クロアチア戦後、この4年間キャプテンを務めてきたDF吉田麻也、W杯4大会連続出場を果たしたDF長友佑都が今後の去就について言葉を濁す場面があった。リオデジャネイロ五輪でキャプテンを務め、現在の日本代表でも副キャプテンを務める遠藤に、次代のリーダーとして期待が懸かるのは自然なことだ。

 遠藤自身は「個人的にはもちろん4年後を目指したいと思っている」と言いつつ、「代表のキャプテンがだれかということより、大事なのは今回初めて出た若い選手たちや次につなげること。この経験を選手一人ひとりが次につなげることが一番重要だと思う」と言葉を選びながら語った。

(取材・文 矢内由美子)

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