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森保監督が先発起用を明言!日本の新守護神へ…シュミット「試されている」

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日本代表GKシュミット・ダニエル

 日本代表森保一監督は28日のコロンビア戦(ヨドコウ)に向けた前日会見でGKの起用法について聞かれ、「できればいろんな選手にチャンスを与えてあげたい気持ちはあるが、明日に関してはダン(シュミット・ダニエル)を連続で起用しようと思っている」と、GKシュミット・ダニエル(シントトロイデン)を24日のウルグアイ戦(△1-1)に続いて起用する考えを明らかにした。

 10年南アフリカ大会、14年ブラジル大会、18年ロシア大会とW杯3大会連続で守護神を務めたGK川島永嗣が代表からの引退を表明し、昨年のカタールW杯でゴールを守ったGK権田修一も招集外となる中、もう一人のカタールW杯メンバーであるシュミットが第2次森保ジャパンの正GK争いで一歩リードした格好だ。

 それでも、先発起用を明言した指揮官の言葉を「試されていると思っている」と受け止めるシュミットは「何試合も連続で出て、その中で安定感を出せるかどうかを見られていると思う。何試合かに1回ミスするようなキーパーではダメだし、そういうキーパーでは信頼されない」と力を込める。

 カタールW杯前最後の強化試合となった昨年9月のドイツ遠征では、権田のアクシデントもあって9月23日のアメリカ戦(○2-0)に後半開始から途中出場。続く9月27日のエクアドル戦(△0-0)も先発し、PKストップなど好セーブを連発した。

 しかし、権田からポジションを奪うには至らず、W杯本番ではベンチを温めるだけに終わった。「9月はたまたまいいパフォーマンスを出せたけど、6月には(0-3で敗れた)チュニジア戦もあった。継続していいプレーをすることが足りなかったのかなと思う」。そう冷静に振り返るシュミットは「そういうところが安定しないとW杯予選でも使えない。毎試合、安定したプレーをすることが必要になる」と力説した。

 11月には北中米W杯に向けたアジア2次予選が始まり、来年1月にはアジア杯も控えている。日本の新守護神になれるかどうかの試金石となる一戦。「大事な1試合になる。アピールするためにもいいパフォーマンスを出せれば」と誓った。

(取材・文 西山紘平)

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