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U-22日本代表候補の京都FW木村勇大、クラブと代表での活躍を目指し「結果を残すことがわかりやすいアピール」

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FW木村勇大(京都)

 プロの厳しさを味わいながら、一歩ずつ成長を目指す。U-22日本代表候補に招集されたFW木村勇大(京都)は「オリンピックのメンバーに絡んでいくためにも、結果を残すことが一番わかりやすいアピール」と代表定着に闘志を燃やしている。

 2024年パリオリンピックを目指す大岩剛監督体制のU-22日本代表は選手層の底上げをするべく、4日間の候補合宿を行っている。Jクラブ所属12人、大学生16人で合計28人が招集され、初招集は18人。今年は9月以降にU23アジア杯予選や中国で行われるアジア大会などが控えており、大会出場を狙った新戦力たちがアピールをしている。

 木村はすでに2度の欧州遠征に参加しており、今回が3度目の代表活動。ヨーロッパの強豪は「レベルがすごく高かった」と振り返る。「日本とサッカーが違う部分があって縦に速かった。逆にフィジカルの部分では通用すると感じる部分もある」と収穫と課題を挙げた。

 関西学院大を卒業し、今シーズンから京都サンガF.C.でプレー。特別指定選手だった昨シーズンにはルヴァン杯でゴールも挙げていたが、本格デビューとなった今シーズンはJ1リーグでの出場機会を得られず、いまだ無得点と苦しい時間が続く。約2か月が過ぎ「ここまででは思うように行っていないというのが現実」と現状を語った。

 結果を残せばプレーがついてくる。木村は自身を「1点入れば乗っていくタイプ」と分析。「いまは自分の中でふんばりどころ。すごく大事な局面だなと思って毎日取り組めている。いまは充実した日々を送れていると思います」と奮起を誓う。そのきっかけにするために、今回の代表活動でも結果にこだわるつもりだ。26日の合宿最終日には紅白戦が行われる。「紅白戦でアピールすることがこれからにもつながっていく。ここに来ている意味があると思う。闘志を燃やして、自分を出すことを意識してやっていけたら」と力を込めた。

(取材・文 石川祐介)

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