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欧州遠征中の森保J、“6+2対6”ミニゲームに26人全員合流! W杯落選のFW古橋亨梧はドイツと初対戦へ「チームを助けるゴールを」

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 国際親善試合ドイツ戦に向けてドイツ・ボルフスブルクで合宿中の日本代表は6日、初めて26人全員が全体練習のフルメニューに合流し、6対6+フリーマン2人のミニゲームなどで調整した。最高気温30度で強い日差しが照りつける中でも、選手たちは高い強度でトレーニングを行い、順調な仕上がりぶりを見せていた。

 前日の練習ではリカバリーメニューにとどめたMF伊東純也(スタッド・ランス)、FW古橋亨梧(セルティック)、MF守田英正(スポルティング)、FW前田大然(セルティック)、DF町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ))、DF橋岡大樹(シントトロイデン)、DF菅原由勢(AZ)、MF久保建英(ソシエダ)の8選手も全体練習に合流。今回の合宿で初めて26選手全員が同じトレーニングメニューをこなした。

 選手たちはランニングやボール回しでウォーミングアップした後、2グループに分かれて5対5+フリーマン1人+サーバー役2人のポゼッション練習を実施。フリーマンはそれぞれの組でMF遠藤航(リバプール)とMF鎌田大地(ラツィオ)が務め、サーバー役は3人のGKに加えて菅原が入った。

 続いてメインメニューの6対6+フリーマン2人のミニゲームを実施。名波浩コーチの指揮のもと、攻撃陣と守備陣はそれぞれ3人ずつに分かれて異なるビブスの色を着用し、フリーマン2人は中盤で前後を分業しながら両チームの攻撃に加わった。縦パスや攻守の切り替えには細かいルールも設定され、最後は4対3の崩しのトレーニングとなるようデザインされていた。

 前線中央でプレーしたFW古橋亨梧(セルティック)が終了後、報道陣の取材に応じ、ドイツ戦に向けて「いい試合にできると思う。僕たちもしっかりいい準備をして、勝つために僕たちはピッチで表現するので、見てくれる皆さんにいいものを届けられればなと思う」と意気込みをアピール。「しっかりドイツ戦に出て、いい準備をしてチームを助けるゴールを決められるように準備したい」と得点を誓った。

 ドイツ戦はカタールW杯の再戦となるが、古橋自身は選外だったため初の対戦となる。W杯での日本の戦いぶりに「本当にいいものを見せてもらったし、すごく僕の中で刺激をもらった」と振り返った古橋は「そこからまた一段階成長できたと思っているので、それをしっかりこの2試合で表現して、1点でも多くチームのために取れたら」と決意を示した。

 ミニゲームは短時間で3本行い、布陣は以下のとおりだった。

【1本目】
▼Aチーム
三笘薫 上田綺世 前田大然
     鎌田大地(フリー)
     守田英正(フリー)
町田浩樹 板倉滉 菅原由勢
     大迫敬介(GK)

▼Bチーム
中村敬斗 古橋亨梧 堂安律
      守田英正(フリー)
      鎌田大地(フリー)
伊藤洋輝 谷口彰悟 橋岡大樹
    シュミット・ダニエル(GK)

【2本目】
▼Aチーム
森下龍矢 浅野拓磨 伊東純也
      伊藤敦樹(フリー)
      田中碧(フリー)
冨安健洋 遠藤航  毎熊晟矢
      中村航輔(GK)

▼Bチーム
三笘薫 上田綺世 前田大然
      田中碧(フリー)
      伊藤敦樹(フリー)
伊藤洋輝 谷口彰悟 橋岡大樹
    シュミット・ダニエル(GK)

【3本目】
▼Aチーム
毎熊晟矢 浅野拓磨 伊東純也
      田中碧(フリー)
      久保建英(フリー)
森下龍矢  遠藤航 冨安健洋
      中村航輔(GK)

▼Bチーム
中村敬斗 古橋亨梧 堂安律
      久保建英(フリー)
      田中碧(フリー)
町田浩樹 板倉滉 菅原由勢
     大迫敬介(GK)

(取材・文 竹内達也)
●北中米W杯アジア2次予選特集ページ
竹内達也
Text by 竹内達也

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