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“ホーム”新潟での代表戦に追加招集されたGK小島亨介「呼ばれただけでは意味がない」

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日本代表に追加招集されたGK小島亨介

 “本拠地”新潟での代表戦で日本代表に追加招集され、19年12月のE-1選手権以来となるA代表復帰を果たしたGK小島亨介(新潟)がカナダ戦の前日練習からさっそくチームに合流した。

 17年のU-20W杯で正GKを務め、東京五輪世代でも常連だったが、20年1月のAFC U23選手権を最後に日の丸から遠ざかっていた。そんな20年に大分から新潟へ期限付き移籍した小島は昨季から完全移籍。昨季はJ2で全42試合に出場し、J1昇格に大きく貢献すると、今季もJ1でここまで25試合に出場している。

 森保監督は「東京五輪チームでも見ていたし、A代表の活動でもコパ・アメリカに一緒に行って戦った経験がある中で、シーズンを通してJ1の舞台でゴールマウスを守り、チームの勝利に貢献するというところを評価して招集した」と説明。負傷離脱したGK前川黛也に代わる緊急招集で小島に白羽の矢が立った。

 これまでにも東京五輪世代中心で出場した19年6月のコパ・アメリカ、国内組で臨んだ19年12月のE-1選手権でA代表に招集された経験がある小島だが、試合出場はない。「呼ばれただけでは意味がない。しっかり自分を表現して、試合に絡めるパフォーマンスを練習から見せていきたい」と強い決意を口にした。

 アピールポイントとして「一つは攻撃のところで自分がビルドアップに関わって、数的優位をつくって攻撃を組み立てる部分。それとシュートストップは新潟に来てから伸びたと思っているので、そこはしっかり表現できれば」と意気込むと、13日のカナダ戦がホームであるデンカビッグスワンスタジアムで行われることもあり、「新潟で成長させてもらっている実感がある。本当に熱狂的なサポーターも多い。活躍する姿を見せて恩返ししたい」と誓った。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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