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FW高岡伶颯の2戦連続弾で詰め寄るも届かず…開始8分で2失点のU-17日本代表、アルゼンチンに敗れる

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U-17日本代表はアルゼンチンに敗れて初黒星

[11.14 U-17W杯GL第2節 U-17日本 1-3 U-17アルゼンチン]

 FIFA U-17 ワールドカップ インドネシア 2023は14日、グループリーグ第2節を開催。グループDに入るU-17日本代表はU-17アルゼンチン代表と対戦し、1-3で敗れた。日本は17日の第3節で2連勝を飾っているセネガルと対戦する。

 日本は11日のポーランド戦(○1-0)から先発5人を変更。4-4-2のシステムを採用し、GKに後藤亘(FC東京U-18)、最終ラインは右からDF柴田翔太郎(川崎F U-18)、DF本多康太郎(湘南U-18)、DF土屋櫂大(川崎F U-18)、DF小杉啓太(湘南U-18)を配置。ボランチに山本丈偉(東京Vユース)とMF中島洋太朗(広島ユース)を並べ、サイドハーフは右に佐藤龍之介(FC東京)、左にMF吉永夢希(神村学園高)、最前線にはFW高岡伶颯(日章学園高)とFW道脇豊(熊本)が入った。

 直前に行われた試合でセネガルがポーランドに4-1で勝利したため、勝てばGL突破が決まる状況でアルゼンチン戦を迎えた日本。しかし、前半5分に先制点を献上してしまう。PA外でアルゼンチンにFKを与えると、キッカーを務めたMFクラウディオ・エチェベリに鮮やかな直接FKを沈められ、スコアを0-1とされてしまった。

 さらに8分には左サイドをMFサンティアゴ・ロペスに突破されると、ラストパスをMFバレンティノ・アクーニャに蹴り込まれ、一気にリードを2点差に広げられる。その後も個の力で状況を打開してくるアルゼンチンに押し込まれる時間帯が続き、仮にボールを奪っても効果的な攻撃へとつなげられずにフィニッシュまで持ち込めない時間帯が続いた。

 0-2のまま後半を迎えると、日本は道脇に代えてFW井上愛簾(広島ユース)をピッチへと送り込む。勢いを持って後半に入った日本は5分、右サイドを粘ってえぐった柴田のラストパスをゴール前の高岡が右足で合わせてネットを揺らす。高岡の2試合連続ゴールで日本が1点を返した。

 19分には危機を迎えるが、アルゼンチンの前に守護神・後藤が立ちはだかる。PA内に持ち込んだエチェベリの右足のシュートに対し、好反応を見せて左手1本でストップすると、こぼれ球に走り込んだロペスのシュートも驚異的な反応を見せて阻んでみせた。

 27分に日本ベンチが動き、吉永に代えてMF川村楽人(東京Vユース)を投入。33分には小杉が送ったクロスが直接ゴールを脅かしたが、GKヘレミアス・フロレンティンに弾き出されてしまった。

 38分には山本に代えてMF矢田龍之介(清水ユース)をピッチへ。同点に追い付こうとアルゼンチンゴールに迫る日本は、42分にCKの流れから最後は川村が体で押し込んだものの、その前にファウルがあったとしてノーゴールに。その後、アディショナルタイム10分の中でも好機を創出しようと奮闘するが日本に2点目は生まれず。逆に90+9分にアルゼンチンにダメ押しゴールを奪われ、1-3で敗れて今大会初黒星を喫した。
●U-17ワールドカップ2023特集
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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