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初先発の大宮FWノヴァコヴィッチは前半18分に退場…「厳しい判定だった」

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[9.1 J1第24節 浦和1-1大宮 埼玉]

 Jリーグ初先発はまさかの18分間のプレーに終わった。今夏、ドイツ2部ケルンからの期限付き移籍で大宮アルディージャに加入したFWノヴァコヴィッチ。07-08シーズンにはブンデスリーガ2部で得点王を獲得し、スロベニア代表としても通算54試合19得点を記録した190cmの大型ストライカーが加入後4試合目で初めて先発のピッチに立った。

 ところが、前半15分、浦和のFK時に壁に入ると、MF阿部勇樹との小競り合いの中でイエローカードを受ける。さらに3分後の同18分、前線からプレスバックして守備をした際に後方から阿部を倒したとして吉田寿光主審が警告。4分間で2枚目のイエローカードを受け、開始18分で退場となった。

「厳しい判定だった。自分としては最初のプレーもイエローカードとは思っていない」。試合後、納得いかない表情を見せたノヴァコヴィッチに対し、ケルン時代のチームメイトでもある浦和レッズのDF槙野智章は「ちょっと残念。僕が言うことじゃないけど、かわいそうなレッドカードだった」と、対戦相手でありながらかばった。

 今季、ケルンから浦和に加入し、1年ぶりのJ復帰を果たした槙野も3月31日の第4節・川崎F戦(1-1)で警告2枚を受け、退場となった。「かばうわけじゃないけど、不運だったと思う。僕も帰ってきてフロンターレ戦で退場したけど、こっちのレフェリーに合わせないといけないし、ノヴァも日本人のレフェリーに合わせる必要があると思う」と、元同僚を気遣っていた。

(取材・文 西山紘平)

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