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山瀬が復活ゴール、京都は群馬を振り切る

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[5.12 J2第14節 京都2-1群馬 西京極]

 京都サンガF.C.はホームでザスパクサツ群馬を2-1で下し、2試合ぶりの白星を飾った。MF山瀬功治が3月3日の開幕戦以来となる今季2得点目。今季、川崎Fから完全移籍で加入した新天地で待望のホーム初ゴールを決め、チームの勝利に貢献した。

 立ち上がりはアウェーの群馬が積極的な入りを見せていたが、京都も徐々に押し返す。前半10分、MF山瀬功治のドリブル突破からDF安藤淳が決定的なシュートを放つと、同16分には群馬DF瀬川和樹のパスミスをカットしたFW三平和司が右足ミドル。相手のミスにも乗じて流れを引き寄せると、前半19分、セカンドボールを拾った山瀬の強烈な左足ミドルシュートで先制点を奪った。

 G大阪との開幕戦(3-3)以来となる山瀬のゴールで先制した京都。群馬も前半33分、DF夛田凌輔が右サイドからドリブルで中に切れ込み、左足ミドルを放つ。しかし、GKオ・スンフンの手を弾いたボールはポストに跳ね返り、惜しくも同点ゴールとはならなかった。

 1点リードで折り返した後半、京都はMF駒井善成のスルーパスに抜け出したFW横谷繁のシュートがポストを直撃。これは追加点とはならなかったが、後半25分、DF福村貴幸のFKにDF染谷悠太が頭で合わせ、2-0と突き放した。群馬も後半32分、MF永田亮太のミドルシュートで1点を返したが、反撃もここまで。京都が2-1で逃げ切った。

 3月10日の東京V戦で右膝を負傷し、長期離脱を強いられていた山瀬は前節・松本戦(0-1)で約2か月ぶりに先発復帰。そして2試合連続先発出場となったこの日は先制点と復活を印象付けた。「前が空いていたので、とりあえずシュートを狙おうと思って、打ったら入りました」。ゴールシーンを笑顔で振り返る山瀬は「コンディションを含めて、徐々によくなってきていると思う。少しずつ上げていきたい」と話していた。

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