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3か月ぶり先発の浦和DF酒井「満足して帰ってもらえるように結果を出さないと」

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DF酒井宏樹

[7.6 J1第20節 浦和 2-2 京都 埼玉]

 右足第5中足骨の手術から復帰した浦和レッズDF酒井宏樹が、4月10日のFC東京戦以来、約3か月ぶりに先発入りを果たし、フル出場で存在感を示した。守備の安定感はさすがで、攻撃面でも判断の良い攻め上がりと危険なクロスの供給でピッチを活性化させた。

 前半35分、セットプレーからシュートを放ってゴールネットを揺らした場面は、その前に味方にファウルがあったため得点にはならなかったが、全体を通じて良い仕上がりを見せた。「やっぱり最後の方は疲労がきたが、90分できたことはポジティブなこと」と酒井自身も手応えをつかんでいる様子だ。

 もっとも、後半立て続けに2失点したことと結果に関しては渋い表情だった。

「1点目を取られたときに、チームとして落ち込まずにしっかり前を向くことが大事だったし、局面を見れば個人のミスに見えるかもしれないけど、あれはチーム全体のミスで、チーム全体に責任がある」

 最終的には2点を取って追いついたが、「前(攻撃陣)が2点取ってくれた以上、2失点は守備陣としてはふがいない」と唇を噛むように言う。

 最後は追いついて2-2のドローを取り、5試合負けなしという結果になっているが、引き分け続きは決してポジティブではない。

「サポーターも含めてフラストレーションがたまっているのは僕らの責任でもある。満足して帰ってもらえるように結果を出さないといけない。もっと責任を持って強い気持ちでやっていきたい」と、中3日で迎える次節のFC東京戦を見つめた。

(取材・文 矢内由美子)
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