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U-21代表帰りから2戦連続で得点関与、京都FW山田楓喜が一時逆転の豪快弾「目に見える結果を出し続ける」

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FW山田楓喜が一時逆転の豪快ゴール

[7.6 J1第20節 浦和 2-2 京都 埼玉]

 京都サンガF.C.浦和レッズとドロー。先制点を奪われるが、後半に2得点を挙げた。一時逆転のゴールは、前節もアシストを記録したFW山田楓喜の豪快シュート。「思いっきり振ることしか考えてなかった」と振り返った。

 前半10分にPKで失点した京都。前半45分間は相手の猛攻を浴びながら、0-1で折り返すと、後半から反撃を開始する。後半9分にCKからMF武富孝介が1点を返し、1-1と同点に。そしてその2分後に、山田が試合をひっくり返す。

 前線からプレスを仕掛ける京都は、相手GK西川周作のパスミスを誘発。すかさずMF武田将平がボールを拾い、ショートカウンターに出る。FWピーター・ウタカがPA右にパスを出すと、そこに待ち構えたのは山田。「あのシーンは特に何も考えていなくて、思いっきり打ったらゴールに入った。何か考えていたら、ゴールに結びつかなかった」。左足を一閃し、ゴール右ポストに当てながらゴールに叩き込んだ。

 山田のゴールで2-1と逆転したが、その後に再び失点。2-2のドローに終わった。山田は殊勲のヒーローとはならず。「チームが勝たないと意味がない。勝ち点3を取れれば喜べたんですけど、次の試合からまたスイッチを入れ続ければ」と心境を語った。

 山田は前節・北海道コンサドーレ札幌戦(○2-1)でも、自身のクロスから先制点をアシスト。今節は得点を挙げ、2試合連続で得点に関与した。6月はU-21日本代表メンバーとしてAFC U23アジアカップに参戦。グループリーグ3試合出場も、その後は体調不良で出場できず。「悔しい気持ちだった。見ていてウズウズしていたくらい。帰ったらチームのために結果を残せるようにしたいと感じていた」。その悔しさを晴らすべく、チーム復帰から2試合連続でゴールに絡んでみせた。

 U-21日本代表の活動を終え、まずはクラブで全力を尽くす。「先のことは意識していなくて、目の前のことに全力で、一試合一試合取り組む。それを見てくれている大岩(剛)さんがいると思うので」。何度も口にした言葉は「目に見える結果を出し続ける」。たしかな数字を残し、自身の存在をアピールしていくつもりだ。

(取材・文 石川祐介)
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