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開幕黒星の甲府&徳島は1-1ドロー…今季初勝利は次節以降に持ち越しへ

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[2.25 J2第2節 甲府 1-1 徳島 JITス]

 J2リーグは25日、第2節を開催した。19位ヴァンフォーレ甲府のホームで行われた18位徳島ヴォルティスとの一戦は、1-1のドロー。勝ち点1を分け合った。

 18日に行われたJ2第1節のモンテディオ山形戦(●1-2)で黒星を喫した甲府は、2戦連続となるホーム戦で今季初白星を狙う。チームを率いる篠田善之監督は、前節より先発メンバーを4人変更。DF小林岩魚、DF井上詩音、MF武富孝介、MF宮崎純真がスタメンに名を連ねた。

 一方の徳島は、19日にホームで開催された開幕節で大分トリニータ(●1-2)に敗れ、こちらも今季初勝利を目指して今節へ。ベニャート・ラバイン監督は、前節から先発メンバー3人を変更し、DF外山凌、FW渡大生、FW西野太陽をスタートのピッチへ送り込んだ。

 試合は立ち上がりから一進一退の展開となる。甲府はFWピーター・ウタカをターゲットに縦に速い攻撃を展開。前線と中盤が連動して厚みのある守備も見せた。対する徳島は、GKホセ・アウレリオ・スアレスを交えて最終ラインから試合を構築。落ち着いた試合運びで好機をうかがう。

 前半17分には甲府にアクシデント。MF佐藤和弘が右膝を痛めた様子でピッチに座り込んでしまう。そのままプレー続行が不可能となり、同19分にMF品田愛斗との交代でピッチを後にした。

 ボールを握り徐々に相手ゴールに迫った徳島だが、甲府のブロックを敷いた守備に苦戦。サイドからクロスを入れて打開を図ったが、中に人数がいない。甲府は攻め込まれながらも、ウタカが最前線で脅威に。ミドルシュートからゴールを狙った。

 すると、前半終了間際に甲府がスコアを動かした。同アディショナルタイム1分、自陣ハーフライン付近でDFエドゥアルド・マンシャが相手のボールを奪うと、一つ前のウタカに預けて前線へ激走。徳島のDFライン上でパスを受け、ボール左に突き刺した。

 甲府のリードで前半を折り返すと、1点を追う徳島はハーフタイムで2枚替え。DF田向泰輝、MF櫻井辰徳に代えてMF浜下瑛、MF白井永地が投入された。

 後半開始3分には、浜下がペナルティーエリア手前でボールを受けると、右足を振り抜き強烈なミドルシュート。こちらは甲府のGK河田晃兵に阻まれたが、その流れで獲得したコーナーキックから、怒涛の攻撃を見せ、最後はFW西野太陽がこぼれ球をゴール右に叩き込み、試合を振り出しに戻した。

 徳島は後半11分に、DF安部崇士からのスルーパスに抜け出した渡がゴール前で決定機を迎えるも、倒れ込みながら放った左足のシュートは、ゴール右に外れてモノにすることができない。次の1点を狙う両チームは、同13分に選手交代。甲府は武富を下げてMF鳥海芳樹、徳島はMF児玉駿斗を下げてMF杉本太郎を送り込んだ。

 甲府がウタカを起点に相手ゴールに迫ると、徳島はMF柿谷曜一朗、MF西谷和希のテクニックでリズムを作る。ただ、互いにDFラインが高い集中力を見せて追加点を許さない。攻撃にアクセントを加えたい甲府は、後半33分に宮崎に代えて桐蔭横浜大から加入の大卒ルーキー、MF水野颯太を投入した。

 ゴール前に攻め込む甲府は後半38分、ペナルティーエリア外にこぼれたルーズボールを小林がミドルシュート。強烈なボールがゴール左のポストを叩いた。試合は終盤にかけて攻撃の勢いがなくなった甲府に対し、徳島が攻勢を強めるも、得点が奪えないままタイムアップ。1-1で勝ち点1を分け合っている。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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