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浦和FWリンセンは昨夏加入から待望のJ1初ゴール、ACL決勝は「勝つためにすべてを懸けたい」

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FWブライアン・リンセン

[4.23 J1第9節 川崎F 1-1 浦和 等々力]

 昨夏加入から待望のJリーグ初ゴールは、今月29日に控えるACL決勝第1戦直前となる最後の試合でようやく決まった。FWブライアン・リンセンは途中出場から8分後の後半36分に同点ゴール。試合後のフラッシュインタビューでは「出場時間を増やして、これからもどんどんチャンスを増やしながら、ゴールの数を増やしていきたい」とさらなる活躍を誓った。

 出番がやってきたのは0-1で迎えた後半28分だった。リンセンは最前線で起用されると、8分後に結果を残す。MF早川隼平が左サイドからスルーパスを出し、DF荻原拓也がPA中央に折り返す。「いいスピード、いいタイミングで自分の足下に入ってきた。そこまで難しいゴールではなかった」。リンセンが冷静に右足シュートで合わせ、ゴールに流し込んだ。

 32歳のオランダ人FWは昨シーズンの6月に完全移籍で加入。しかし度重なる怪我で出場機会を得ることができず、結局無得点でシーズンを終えた。今シーズンから本格稼働となると、3月26日のルヴァン杯第2節・清水エスパルス戦で加入後初ゴールを記録。そして今節、リーグ戦でも待望の初ゴールとなった。

 荻原からのパスは「アイコンタクトというのではなかった」と振り返る。「声を出して要求したので、聞こえてくれたのかな」と語った。ACL決勝という大舞台の前に結果を残すことができた。フラッシュインタビューでは「このACLで全力を尽くして、勝つためにすべてを懸けたいと思います。本当にみなさんの力が必要なので、全力での応援をよろしくお願いします」とアジアの頂点に向け、意気込みを口にしていた。

(取材・文 石川祐介)
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