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町田の元日本代表DF太田宏介が今季限りで現役引退…過去の自分へ「最高の人生を送ってるぞと言いたい」

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本人のインスタグラムより

 FC町田ゼルビアの元日本代表DF太田宏介(36)が3日、クラブ公式YouTubeチャンネルで記者会見を実施し、今季限りで現役を引退することを発表した。

 町田市出身の太田は2006年に横浜FCでプロ生活を始め、清水エスパルス、FC東京を経て2016年にフィテッセ(オランダ)へ移籍。2017年にFC東京へ復帰すると、2019年に名古屋グランパス、2020年にパース・グローリー(オーストラリア)へ移籍し、2022年から地元クラブの町田に所属していた。今季はここまでJ2リーグ戦5試合に出場している。また、2010年1月に日本代表デビュー。国際Aマッチ通算出場数は7試合となっている。

 会見の冒頭で涙ながらに引退を表明した太田は「引退を考えていたのは、もうここ3年、4年前ぐらいからなんですけども、実際に去年のシーズンが終わって、今シーズンが始まる前にラスト1年、最後のシーズンにしようと決めました」と説明。現役生活を振り返って「自分のキャリアに満足できた」ことを理由として挙げ、「これまで18年間、悔いなく本当にやり切ったと思えたので、今シーズン最後の1年にしようと決めました」と述べた。

 サッカーを始めた頃やプロ入りが決まった時の自分に何と声を掛けるか問われると、「『本当に素晴らしい人生が待ってるぞ』と。大好きなサッカーを仕事としてここまでやってこれた。それも素晴らしいですし、自分だけではなく、サッカーを通してたくさんの人たちの心を動かせたこと」と回答。続けて「あとは何より家族が、本当に僕の大好きな家族が、サッカーを通して、家族を幸せにできたこと。それに尽きると思います」と声を詰まらせながら話し、「なので『最高の人生を送ってるぞ』と言いたいです」と最後は笑顔で語った。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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