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千葉の連勝が7でストップ…前半から10人の水戸に守り切られドロー

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MF田中和樹が同点ゴール

[10.8 J2第38節 千葉 1-1 水戸 フクアリ]

 J2リーグは8日、第38節を各地で行い、ジェフユナイテッド千葉水戸ホーリーホックと1-1で引き分けた。千葉の連勝は7でストップ。先制された直後の前半25分に相手が退場者を出し、そこから一方的に攻め続けて同点には追いついたものの、後半は5バックの相手を破れなかった。

 ホームの千葉は前節の岡山戦(○5-0)から先発1人を変更。DFメンデスに代わってDF鈴木大輔が3試合ぶりに復帰した。対する水戸は前節の甲府戦(●1-2)から4人を入れ替え、左ハムストリング肉離れで長期離脱していたDF後藤田亘輝が約半年ぶりに先発復帰。桐蔭横浜大出身ルーキーのFW寺沼星文も5試合ぶりに先発した。[スタメン&布陣]

 試合は立ち上がりから水戸のハイプレスが機能し、連勝中の千葉を圧倒。すると前半23分、先に試合を動かした。千葉GK鈴木椋大のゴールキックをDF後藤田亘輝がカットし、縦パスをつけると、これを受けたMF鵜木郁哉がペナルティエリア外から右足一閃。鋭いドライブシュートをゴール左上に突き刺した。

 ところが直後、水戸にまさかのアクシデントが起きる。キックオフのためセンターサークルにセットされていたボールをFW安藤瑞季が蹴ったことで、第4審の助言を受けた窪田陽輔主審がイエローカードを提示。安藤は前半17分にもラフプレーで警告を受けており、前半25分にして退場処分を下された。

 するとそこからは千葉が一方的に攻め立てた。前半30分、右サイドを攻め上がったDF高橋壱晟のクロスに合わせたFW呉屋大翔のヘッドは枠を外れたが、同39分、左サイド攻撃に加わったMF見木友哉が細かいパス交換から深くえぐり、ハイクロスを配球。ファーサイドから飛び込んだMF田中和樹がジャンピングボレーで押し込み、同点に追いついた。

 水戸は後半開始時、鵜木に代わってDF松田佳大を投入し、4-4-1から5-3-1にシステムを変更。低い位置でブロックを敷き、失点を防ぐ作戦に打って出た。その後は千葉が一方的にボールを持つものの、攻めあぐねる時間が続き、同17分に選手交代。両サイドハーフのMFドゥドゥと田中を下げてFW小森飛絢とMF米倉恒貴が入った。

 さらに交代選手を入れながら試合を進める千葉はその後、水戸の最終ラインを深く押し込みながら攻め、後半33分にはMF田口泰士の右CKから鈴木大がヘディングシュート。だが、これがわずかに枠を外れると、同35分には小森の左足シュートが山口に阻まれ、なかなかゴールを割ることができない。

 後半44分には田口のFKに米倉が飛び込んだが、このヘディングシュートも枠外。結局そのままタイムアップを迎え、千葉の連勝は7でストップした。千葉は残り4試合でプレーオフ圏内の5位キープ。水戸はプレーオフ圏内と勝ち点12差の12位につけている。

(取材・文 竹内達也)
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竹内達也
Text by 竹内達也

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