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[MOM893]中京大MF武藤寛(2年)_自主練で磨いたシュート精度が2ゴールにつながる

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2ゴールの活躍をみせたMF武藤寛

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.3 総理大臣杯2回戦 中京大 4-1 鹿屋体育大 松島フットボールセンター]

 2得点を挙げた中京大MF武藤寛(2年=市立船橋高)。ゴールだけでなく前からのプレスも献身的に行い、攻守でチームの勝利のために働いた。

 試合の序盤は相手に決定機を作られた。「相手は初戦を戦ってきていて、自分たちは初戦だったので、難しい試合でした。悪い試合はしていなかったのですが、押し込まれてボールを握れなかったです。飲水(クーリングブレイク)後から焦れずに自分たちのサッカーができるようになりました」と落ち着きを取り戻したという。

 常日頃から点を取れていたわけではない。「リーグ戦ではあまり点を取れていませんでした。今日2点取れてホッとしています」とようやく全国大会の大舞台でゴールが生まれたことに安堵していた。

 ゴールを取れるようになったのは日々の練習があったからに他ならない。「自主練でもゴールへの気持ちを持ち続けたことが得点につながりました」と練習の成果を語る。「後半の最後に、カットインからファーにシュートを打ったのですが、シュート練習でやっていた形だったので、本当はあれを決めたかったですね」。後半アディショナルタイム2分に放ったシュートは惜しくも相手GKのファインセーブによって阻まれてしまったが、理想の形を日々の練習で磨き上げている。

 次々とJリーグ内定者が出る環境で技術を磨き、夢のプロサッカー選手を目指す。 

(取材・文 小林健志)
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小林健志
Text by 小林健志

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