beacon

最注目FW福田師王が先制弾!神村学園が苦しみながらも鹿児島5連覇

このエントリーをはてなブックマークに追加

前半4分、神村学園高のU-18日本代表候補FW福田師王が先制ゴール

 令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技鹿児島県予選は28日、決勝を行い、神村学園高が5大会連続8回目の全国大会出場を決めた。

 決勝で鹿児島城西高と対戦した神村学園は、試合開始直後の前半4分に先制点。C大阪内定MF大迫塁主将(3年)のスルーパスで右中間へ抜け出したU-19日本代表候補FW福田師王(3年)が、対角の右足シュートをファーサイドのゴールネットへ沈めた。

 注目ストライカーのファインゴールでリードを奪った神村学園はさらに10分、右サイドへ抜け出したFW西丸道人(2年)の落としを大迫が1タッチではたく、ボールを受けたMF笠置潤(3年)がDFのマークを外して右足シュート。これが右隅に決まり、2-0となった。

 神村学園の強さが目立った序盤の戦い。2点目直後にはショートカウンターから決定的なチャンスも作った。だが、これを逸すると鹿児島城西へ流れが傾く。17分、鹿児島城西は左サイドのMF是枝大翔(3年)がPAへパス。これに反応したエースFW前田隼季(3年)が左足ダイレクトシュートをニアサイドへ決めて1点差とした。

 この後は鹿児島城西ペース。DF山口慶祐(3年)の正確なキックなどからハイサイドへへ配球し、これを前田やFW岡留零樹(2年)が収めて攻撃の時間を増やす。引いて構えた神村学園よりも鹿児島城西がボールを繋ぐような展開。後半は前線の個のタレント力秀でる神村学園が幾度もシュートまで持ち込んでいたが、福田のシュートがわずかに外れたほか、鹿児島城西DFのシュートブロックにあうなど追加点を奪うことができない。

 鹿児島城西は選手を入れ替えながら反撃の色を強める。だが、最後まで我慢強い守りと攻撃姿勢を見せ続けた神村学園が2-1で勝利。目標の全国制覇へ、まず鹿児島県予選を突破した。


●【特設】高校総体2022

TOP