王者R・マドリー、ベンゼマ&アセンシオ弾で2-0先勝!! 完敗チェルシーは一発退場DFチルウェル不在で第2戦へ
[4.12 欧州CL準々決勝 R・マドリー 2-0 チェルシー]
UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は12日、準々決勝第1戦を行い、レアル・マドリー(スペイン)とチェルシー(イングランド)が対戦した。昨季準々決勝に続く同カード対戦はR・マドリーが圧倒し、昨季の2試合で計4ゴールを挙げたFWカリム・ベンゼマが前半に先制ゴールを決めると、数的優位の後半にFWマルコ・アセンシオが追加点。2-0で勝利した。第2戦は18日にチェルシーのホームで行われる。
連覇を狙うホームのR・マドリーは4-3-3のシステム。直近のリーグ戦後の暴力事件で渦中のMFフェデリコ・バルベルデは中盤の一角に入り、FWロドリゴ・ゴエスが右ウイングに入った。対するチェルシーはフランク・ランパード監督の就任後初の欧州CL。5-3-2のシステムで臨み、2トップにはFWジョアン・フェリックスとFWラヒーム・スターリングを起用した。
前半2分、チェルシーがさっそくビッグチャンスを作った。中盤でのボール奪取からスターリングとパス交換したMFエンゴロ・カンテがスルーパスを送ると、J・フェリックスが自慢のスピードを活かして敵陣に突破。だが、背後から近づいたDFエデル・ミリトンに前に入られ、コースがなくなったシュートはGKティボー・クルトワに阻まれた。
その後もチェルシーのカウンターがR・マドリーの裏を突く兆しは見られる中、両チームのウイングが存在感を発揮。前半5分にはFWビニシウス・ジュニオールをファウルで止めたDFウェスレイ・フォファナ、同7分にはスターリングを止めたDFエドゥアルド・カマビンガにそれぞれイエローカードが出された。
前半10分すぎからはR・マドリーが落ち着いてボールを持てるようになり、同12分にはビニシウスとのコンビからFWカリム・ベンゼマが左足シュートを狙うも、GKケパ・アリサバラガの正面。それでも冷静なビルドアップと高い位置からの守備で、徐々にハーフコートゲームに持ち込んでいった。
そうして迎えた前半22分、R・マドリーが先制点を奪った。やや中央寄りで浮き球パスを受けたDFダニエル・カルバハルが浮き球スルーパスをゴール前に供給。これに抜け出したビニシウスが足を伸ばしてゴールを狙うと、シュートはGKケパに阻まれたが、跳ね返りをベンゼマが冷静に押し込んだ。ベンゼマはラウンド16のリバプール戦でも2試合3ゴールを奪っており、今大会のトーナメントでは早くも4点目となった。
ビハインドに追い込まれたチェルシーは前半23分、すぐさまカウンター攻撃で右サイドを攻め込み、カンテのスルーパスに抜け出したMFリース・ジェームズの高速クロスにスターリングが飛び込むも、ミリトンに当たったボールはクルトワがスーパーセーブ。R・マドリーは同26分、ロングカウンターからビニシウスが左サイドを切り裂き、最後までえぐってふわりと浮かせて狙ったが、DFチアゴ・シウバがかろうじてゴールをカバーした。
そこからもR・マドリーの優勢は揺るがず、保持攻撃ではビニシウス、ベンゼマ、ロドリゴが近い距離感でつなぎながらチェルシー守備陣を追い詰め、非保持では最終ラインが安定感を保ちつつ、MFフェデリコ・バルベルデのボール奪取からカウンター攻撃につなげる場面も。だが、最後の精度を欠いて追加点は奪えず、1-0のままハーフタイムを迎えた。
後半の立ち上がりはR・マドリーに組み立てのミスが相次ぎ、チェルシーが攻め込む場面が増加。同3分にはJ・フェリックスのシュートがクルトワの正面に飛んだ。R・マドリーも同4分、クルトワのロングキックにロドリゴが抜け出すも、チェルシーはGKカリドゥ・クリバリがスピードを活かしてカバーリング。同5分、ビニシウスの単独突破で左を切り裂くと、折り返しのパスを受けたベンゼマが左につなぎ、MFルカ・モドリッチが右足で巻いて狙ったが、わずかに枠を外れた。
チェルシーは後半10分、ロドリゴへの対応の際に太もも裏を痛めていたクリバリをベンチに下げ、DFマルク・ククレジャを投入。そのまま左CBに入った。すると同14分、R・マドリーはバルベルデの浮き球パスにロドリゴが抜け出すと、後方から追ったチェルシーDFベン・チルウェルが後ろからユニフォームを掴んで阻止。エリア外でなんとか止めたが、主審はチルウェルに一発退場処分を下した。
数的優位となったR・マドリーは後半16分、このFKをDFダビド・アラバが直接狙ったが、ケパの正面。チェルシーはその後、左ウイングバックにスターリングを下げた5-3-1の布陣を取った。同20分にはJ・フェリックスとスターリングを下げ、左CBにDFトレボ・チャロバー、前線にFWカイ・ハバーツを入れ、ククレジャを左WBに回した。
一方のR・マドリーは後半26分、ロドリゴとカマビンガに代わってFWマルコ・アセンシオとDFアントニオ・リュディガーを投入。すると同29分、モドリッチのショートCKからMFトニ・クロースとビニシウスが絡んで左サイドを崩すと、マイナス方向のパスからアセンシオが左足一閃。強烈なグラウンダーシュートをゴール左隅に突き刺し、リードを2点に広げた。
2点ビハインドとなったチェルシーはカンテとDFチアゴ・シウバを下げてMFコナー・ギャラガーとMFメイソン・マウントを入れ、4-4-1にシステムを変えた。その後はやや荒れ模様の時間も続いてイエローカードが次々に出された上、両チームに決定機が訪れる展開となったが、そのまま試合はタイムアップ。R・マドリーが昨季と同じ2点リードで第2戦に歩みを進めた。
●チャンピオンズリーグ(CL)22-23特集
●ラ・リーガ2022-23特集
▶いよいよ準々決勝!『チャンピオンズリーグ』WOWOWで全試合独占生放送&ライブ配信!
UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は12日、準々決勝第1戦を行い、レアル・マドリー(スペイン)とチェルシー(イングランド)が対戦した。昨季準々決勝に続く同カード対戦はR・マドリーが圧倒し、昨季の2試合で計4ゴールを挙げたFWカリム・ベンゼマが前半に先制ゴールを決めると、数的優位の後半にFWマルコ・アセンシオが追加点。2-0で勝利した。第2戦は18日にチェルシーのホームで行われる。
連覇を狙うホームのR・マドリーは4-3-3のシステム。直近のリーグ戦後の暴力事件で渦中のMFフェデリコ・バルベルデは中盤の一角に入り、FWロドリゴ・ゴエスが右ウイングに入った。対するチェルシーはフランク・ランパード監督の就任後初の欧州CL。5-3-2のシステムで臨み、2トップにはFWジョアン・フェリックスとFWラヒーム・スターリングを起用した。
前半2分、チェルシーがさっそくビッグチャンスを作った。中盤でのボール奪取からスターリングとパス交換したMFエンゴロ・カンテがスルーパスを送ると、J・フェリックスが自慢のスピードを活かして敵陣に突破。だが、背後から近づいたDFエデル・ミリトンに前に入られ、コースがなくなったシュートはGKティボー・クルトワに阻まれた。
その後もチェルシーのカウンターがR・マドリーの裏を突く兆しは見られる中、両チームのウイングが存在感を発揮。前半5分にはFWビニシウス・ジュニオールをファウルで止めたDFウェスレイ・フォファナ、同7分にはスターリングを止めたDFエドゥアルド・カマビンガにそれぞれイエローカードが出された。
前半10分すぎからはR・マドリーが落ち着いてボールを持てるようになり、同12分にはビニシウスとのコンビからFWカリム・ベンゼマが左足シュートを狙うも、GKケパ・アリサバラガの正面。それでも冷静なビルドアップと高い位置からの守備で、徐々にハーフコートゲームに持ち込んでいった。
そうして迎えた前半22分、R・マドリーが先制点を奪った。やや中央寄りで浮き球パスを受けたDFダニエル・カルバハルが浮き球スルーパスをゴール前に供給。これに抜け出したビニシウスが足を伸ばしてゴールを狙うと、シュートはGKケパに阻まれたが、跳ね返りをベンゼマが冷静に押し込んだ。ベンゼマはラウンド16のリバプール戦でも2試合3ゴールを奪っており、今大会のトーナメントでは早くも4点目となった。
ビハインドに追い込まれたチェルシーは前半23分、すぐさまカウンター攻撃で右サイドを攻め込み、カンテのスルーパスに抜け出したMFリース・ジェームズの高速クロスにスターリングが飛び込むも、ミリトンに当たったボールはクルトワがスーパーセーブ。R・マドリーは同26分、ロングカウンターからビニシウスが左サイドを切り裂き、最後までえぐってふわりと浮かせて狙ったが、DFチアゴ・シウバがかろうじてゴールをカバーした。
そこからもR・マドリーの優勢は揺るがず、保持攻撃ではビニシウス、ベンゼマ、ロドリゴが近い距離感でつなぎながらチェルシー守備陣を追い詰め、非保持では最終ラインが安定感を保ちつつ、MFフェデリコ・バルベルデのボール奪取からカウンター攻撃につなげる場面も。だが、最後の精度を欠いて追加点は奪えず、1-0のままハーフタイムを迎えた。
後半の立ち上がりはR・マドリーに組み立てのミスが相次ぎ、チェルシーが攻め込む場面が増加。同3分にはJ・フェリックスのシュートがクルトワの正面に飛んだ。R・マドリーも同4分、クルトワのロングキックにロドリゴが抜け出すも、チェルシーはGKカリドゥ・クリバリがスピードを活かしてカバーリング。同5分、ビニシウスの単独突破で左を切り裂くと、折り返しのパスを受けたベンゼマが左につなぎ、MFルカ・モドリッチが右足で巻いて狙ったが、わずかに枠を外れた。
チェルシーは後半10分、ロドリゴへの対応の際に太もも裏を痛めていたクリバリをベンチに下げ、DFマルク・ククレジャを投入。そのまま左CBに入った。すると同14分、R・マドリーはバルベルデの浮き球パスにロドリゴが抜け出すと、後方から追ったチェルシーDFベン・チルウェルが後ろからユニフォームを掴んで阻止。エリア外でなんとか止めたが、主審はチルウェルに一発退場処分を下した。
数的優位となったR・マドリーは後半16分、このFKをDFダビド・アラバが直接狙ったが、ケパの正面。チェルシーはその後、左ウイングバックにスターリングを下げた5-3-1の布陣を取った。同20分にはJ・フェリックスとスターリングを下げ、左CBにDFトレボ・チャロバー、前線にFWカイ・ハバーツを入れ、ククレジャを左WBに回した。
一方のR・マドリーは後半26分、ロドリゴとカマビンガに代わってFWマルコ・アセンシオとDFアントニオ・リュディガーを投入。すると同29分、モドリッチのショートCKからMFトニ・クロースとビニシウスが絡んで左サイドを崩すと、マイナス方向のパスからアセンシオが左足一閃。強烈なグラウンダーシュートをゴール左隅に突き刺し、リードを2点に広げた。
2点ビハインドとなったチェルシーはカンテとDFチアゴ・シウバを下げてMFコナー・ギャラガーとMFメイソン・マウントを入れ、4-4-1にシステムを変えた。その後はやや荒れ模様の時間も続いてイエローカードが次々に出された上、両チームに決定機が訪れる展開となったが、そのまま試合はタイムアップ。R・マドリーが昨季と同じ2点リードで第2戦に歩みを進めた。
●チャンピオンズリーグ(CL)22-23特集
●ラ・リーガ2022-23特集
▶いよいよ準々決勝!『チャンピオンズリーグ』WOWOWで全試合独占生放送&ライブ配信!
データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
※大会の公式記録と異なる場合があります
- #チェルシー
- #レアル・マドリー
- #トニ・クロース
- #フランク・ランパード
- #ダビド・アラバ
- #ダニエル・カルバハル
- #ティボー・クルトワ
- #ルカ・モドリッチ
- #カリム・ベンゼマ
- #チアゴ・シウバ
- #ラヒーム・スターリング
- #エンゴロ・カンテ
- #マルコ・アセンシオ
- #ケパ・アリサバラガ
- #アントニオ・リュディガー
- #フェデリコ・バルベルデ
- #ジョアン・フェリックス
- #ロドリゴ・ゴエス
- #ベン・チルウェル
- #リース・ジェームズ
- #メイソン・マウント
- #カイ・ハバーツ
- #ウェスレイ・フォファナ
- #コナー・ギャラガー
- #エデル・ミリトン
- #ビニシウス・ジュニオール
- #マルク・ククレジャ
- #カリドゥ・クリバリ
- #トレボ・チャロバー
- #エドゥアルド・カマビンガ