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冨安フル出場のアーセナルは2連勝ならず…RCランスが逆転勝利でGL初白星

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[10.3 欧州CLグループB第2節 RCランス 2-1 アーセナル]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は3日、各地でグループリーグ第2節を開催した。日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナル(イングランド)は敵地でRCランス(フランス)と対戦。1-2で敗れた。前節、途中出場で欧州CLデビューを果たした冨安はスタートのピッチに立ち、フル出場している。

 7シーズンぶりの欧州CLを戦うアーセナルは、9月20日にホームで行われた第1節のPSV(オランダ)戦を4-0で快勝。白星でスタートを切り、現在グループ首位に立つ。対するRCランスはセビージャ(スペイン)との初戦を1-1でドロー。初勝利を目指して本拠地にアーセナルを迎えた。

 試合は立ち上がりから一進一退の攻防となった。ボールを握るアーセナルは最終ラインからパスを繋いで前進させると、冨安、DFオレクサンドル・ジンチェンコの両サイドバックが高い位置を取ってチャンスをうかがう。しかし、ブロックを敷くRCランスの守備に苦戦。豪快なカウンターを喰らって後退させられた。

 すると、先にスコアを動かしたのアウェーチームだった。アーセナルは前半14分、FWブカヨ・サカが敵陣右サイドでが相手のバックパスをカットすると、すぐさま左横にいたFWガブリエル・ジェズスに預ける。ジェズスはワンフェイクからフィニッシュ。ゴール左下に流し込んで先制に成功した。

 初白星へ2点が必要となったRCランス。それでも、前半のうちに試合を振り出しに戻す。前半25分、アーセナルのGKダビド・ラヤが右サイドの冨安を狙って一つ飛ばしたパスを入れると、手前で落ちたところをMFデイベル・マチャドがカット。勢いのまま前線へ浮き球。FWエリェ・ワイが胸トラップから落とすと、MFアドリアン・トマソンがゴール右に決めて同点とした。

 2連勝を目指すアーセナルは前半32分にアクシデント。先制点の起点となったサカが左足を痛めた様子で座り込んでしまう。MFファビオ・ビエイラとの交代でピッチを後にした。

 試合は1-1のまま前半を折り返すと、後半もアーセナルが主導権を握って進めていく。ボールを動かして好機をうかがうと、FWレアンドロ・トロサールやMFカイ・ハバーツがゴール前に迫った。

 RCランスは後半19分に敵陣でボールを奪うと、右サイドでボールを受けたトマソンの折り返しにMFサリス・アブドゥル・サメド。しかし、シュートは惜しくもゴール外のサイドネットへ。アーセナルは同21分、左サイドのコーナーキックをMFマルティン・ウーデゴーアが左足で蹴り込むと、ファーサイドから入ってきた冨安が合わせる。だが、鋭いシュートはGKブリス・サンバの好守に遭った。

 互いに決定機を迎えると、後半24分に次のゴールが生まれた。RCランスは右サイドから攻撃を仕掛けると、MFプジェミスワフ・フランコフスキのクロスにエリェ・ワイがフィニッシュ。抑えの利いたシュートをゴール左へ流し込んだ。

 アーセナルは交代枠を使いながら反撃を目指すも、サンバが守るゴールを破ることができない。RCランスが2-1で逃げ切り、グループリーグ初白星を飾った。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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