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[MOM863]東海選抜MF高瀬生聖(常葉大3年)_「夢を見ているよう」旧友・山内翔ら擁す関東A撃破の決勝進出弾

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決勝点を決めたMF高瀬生聖(常葉大3年=山辺高)

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.2 デンチャレ グループB 関東選抜A 1-2 東海選抜]

 両チームPKで1得点ずつを決めて折り返した後半、勝ち越したのは東海選抜だった。11分、相手DF岡哲平(明治大3年=FC東京U-18)のコントロールミスを見逃さなかったMF高瀬生聖(常葉大3年=山辺高)が、ゴール前まで持ち込む。「カバーに入ってくれた選手も見えたけど…」と振り返るが、思い切って左足を一閃。シュートは豪快にゴールネットに突き刺さった。

「(雨が降った)ピッチコンディションのことも考えて、狙っていました。ゴール方向にボールがこぼれてくれたので、上手くGKを外しながら打てたかなと思います」

 ピッチでの再会に胸を熱くしていた。関東Aのアンカーで出場していたMF山内翔(筑波大3年=神戸U-18/神戸内定)は、小学5年生から2年間在籍したフォレストFC京都でチームメイトだった。チームのホームページをみると、2013年のダノンネーションズカップで、キャプテンを務めた高瀬が選手宣誓をした記事が残っている。ちなみに今大会の関東選抜Bに選出されているFW太田龍之介(明治大3年=岡山U-18)も当時のチームメイトだ。

「昨日もグラウンドで会って軽く話しましたし、試合後も試合のことを少し話しました。久しぶりに同じピッチに立って、サッカーが出来るというところは楽しめたのかなと思います」

 3連勝で決勝に進出。その決勝の相手になる関西選抜にも対戦を楽しみにする選手がいる。高瀬は中学生の時にガンバ大阪ジュニアユースに在籍。DF奥田勇斗(桃山学院大3年=G大阪ユース)とMF食野壮磨(京都産大3年=G大阪ユース)は同期で、FW石橋克之(びわこ成蹊スポーツ大3年=立正大淞南高)は小学校4年生まで在籍した京都紫光SCで一緒にプレーしていたという。

「こういうところに出て、高いレベルで再会できることはいい刺激になっています。ここまで来れるとは思っていなかったので、割と夢を見ているようですけど、しっかりと結果を残せている自信がある。(将来については)目指せるのであれば出来るだけ上を目指したいですが、人間性も大事にしているので、そういうところを成長させながら、サッカー人として上を目指していきたいです」
 
(取材・文 児玉幸洋)
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